芥川賞受賞作『道化師の蝶』が早くも電子書籍化!

更新日:2013/8/13

第146回芥川賞を、田中慎弥『共喰い』と共に受賞した円城塔『道化師の蝶』が異例ともいえるスピードで電子化され配信が開始されています!

受賞決定からわずか2週間、選評と作品が掲載される『文藝春秋』(2月10日発売)より早く電子書籍になるのは前例がありません。
もちろん単行本はすでに発売されていますが、全国的に品薄が続いているようです。

現時点での日本語文学のひとつの頂点ともいえる円城作品をぜひ電子書籍でお楽しみください!

配信は1月31日から各電子書籍ストアで開始しています。
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「講談社電書info」(講談社電子書籍サイト)
『道化師の蝶』作品紹介ページ(講談社公式サイト)


『道化師の蝶』 円城塔 講談社 1103円(税込)※金額は各サイトによって異なる場合があります

・あらすじ
正体不明&行方不明の作家、友幸友幸。作家を捜す富豪、エイブラムス氏。氏のエージェントで友幸友幸の翻訳者「わたし」。小説内をすりぬける架空の蝶、び上がらせて通称「道化師」。世界各地で繰り広げられる“追いかけっこ”と“物語”はやがて、“小説と言語”の謎を浮かゆく――。

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・著者紹介
1972 年北海道生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007 年『オブ・ザ・ベースボール』で文學界新人賞、2010年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、2011 年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞する。他の著書に『Self-Reference ENGINE』『Boy’s Surface』『後藤さんのこと』『これはペンです』などがある。本作『道化師の蝶』で第146 回芥川賞を受賞。