親の虐待、学校でのいじめから少女を救ったのは“ストーカーの誘拐犯”だった――。話題の衝撃マンガ『幸色のワンルーム』

マンガ

更新日:2018/4/6

誘拐された少女と誘拐したストーカーとの、奇妙な同棲生活。

誘拐犯との結婚の約束。たとえそれが異常な提案だったとしても、彼女には“マシ”な選択だった。

虐待を受けていた親から逃げる。そのために誘拐犯についていった少女は、すでに壊れかけてたのかもしれない。

そんな彼女に誘拐犯は、温かい幸せを教える。

その幸せに触れてゆき、少女は失っていた感情を少しずつ取り戻していく…

 親が子どもに対して言います。「知らない人についてっちゃいけないよ」
 でも子どもは言い返すのです。「知らない人じゃないよ。だってあの人あたしのストーカーだもん」

 誘拐されること自体がとんでもない体験なのに、ましてやその誘拐犯の部屋にびっしりと自分の写真が貼られていたら。
 そりゃ怖いです。怖いなんてもんじゃないです。

 少女はそんな部屋を見ても、家に帰るぐらいならストーカーの誘拐犯と一緒にいることを選びました。
 闇、深すぎですよ。
 子どもらしくたわいもないことで笑う彼女は、一見すると年相応の中学生です。しかし誘拐犯にカミソリをつきつけられても、一切の恐怖心も出さずニコヤカに笑い続ける姿は、あきらかに異常です。

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 はたして誘拐事件までおこして愛する少女をさらってきた男は、彼女の孤独な魂を救うことができるのでしょうか?

(C)Hakuri/SQUARE ENIX