第1回 つぶやきシローの青空読書 『人間失格』
更新日:2013/12/20
『人間失格』太宰治
「恥の多い生涯を送ってきました」――東北の金持ちの6男として生まれ、恵まれた環境に育ちながらも、自己否定を続ける大庭葉蔵。少年時代は人間に対する最後の求愛の形として“道化”となって周囲をあざむき、上京後は次々と女性に関わり、自殺未遂を繰り返し、酒と薬におぼれていく。その陰惨な半生は、まさに太宰自身の真実をさらけ出したもの。1948年に発表された太宰治の自伝的小説で、完結した小説としては最後の作品である。この小説の完成の1ヶ月後に、自らの命を断った。
この本の中には人間のいやな感じ、人生の暗い感じがもりだくさんすぎるよね。本当に暗い本だね。高校生のときに挫折したのを思い出したけど、高校生のときに読んで共感できる内容じゃないね。挫折は間違いじゃなかったね。
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「人間失格」っていうけど「人間合格」ってあるのかね。どこからが合格でどこから失格なのかね。この人みたいに人生から逃げたり、自分で終わらせちゃおうとすることが失格になるんだね、きっと。自分で終わらせたらいけないね。
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