第21回『土屋礼央、アジアの戦いをサポートするの巻』前編 土屋礼央

更新日:2013/8/6

年間チケット(SOCIO)は後期会員も募集します
僕のお気に入り梶山選手が覚醒してきましたよ

土屋礼央、アジアの戦いをサポートするの巻』前編


何を隠そう、
僕はJリーグのFC東京が大好きである。

2002年の開幕戦、
王者鹿島相手に4点を奪い勝利した試合を目にしてから
僕はFC東京サポーターになりました。

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スポーツニュースではFC東京の結果が気になりだし
いつのまにか週末は
ホームスタジアムの味の素スタジアムに足を運ぶ様に。

するとチームカラーの青赤のグッズが欲しくなり
ユニフォームを買い、タオルを買い、
それらを身にまとい京王線に乗り
味スタに向かう……。

もう、典型的なFC東京サポーターです。


僕の身体には青と赤の血が流れています。
あなたにだってホラ、動脈と静脈が……

そしてこういったサポーター活動を年々し続けて行くと
愛もどんどん深まってきます。

青赤のユニフォームを自宅から着用して
スタジアムまで行くのですが

理由は自分のテンションが上がるからでは
なくなってきます。

僕がFC東京のユニフォームを着る事で
京王線に乗っている人が、僕のユニフォーム姿を目にし


「あ、今日FC東京の試合があるんだ。今度行ってみようかな」

と思う人がいるかも知れない……。
一人でも多くの人がFC東京を意識してくれれば幸せです。
ちょっと自宅から青赤なのは恥ずかしいけど、


自分がチームの広告塔になれるなら、
自宅からユニフォームを着ていこう。

愛が深まったユニフォーム姿のサポーターは
恐らくそんな気持ちで京王線に乗っている筈です。

もうこうなってくると
チームは家族みたいな存在。


「FC東京はですね……」

「うちのチームはですね……」

と言う様になったら、その証拠。

チケットをシーズンで購入すると
お得になる年間チケット(SOCIO)を
毎年所有している訳ですが
別にこれも、
お得になるからだけで購入している訳ではありません。
職業柄、毎週末、スタジアムに足を運べる訳ではない。
シーズンによっては、数試合しか観戦出来ない年もあります。

「だったら、一試合ずつチケットを買った方がお得じゃないー?
牛丼で10円20円お得って言っている人がそんな計算、
信じらんないー。ずさんー」


年間チケットはお布施である。

その先に自分の幸せがあると信じているからこその、

投資と捉えております。


こちらが年間チケット。FC東京は購入者をSOCIOと呼んでいます。
FCバルセロナと同じにしてるっす

年間チケットの他にユースチームの補強費等に使われる
クラブサポートメンバーという制度があるのですが
これも10口入りました。

食費はケチってでも、FC東京関連ではケチらない。

僕がチームにお金を落とす→そのお金が補強費に回る→
チームが強くなる→勝利→僕が喜ぶ。


うーん、FC東京への投資、
プライスレス。

もう、僕にとってチームは嗜好品ではありません。
ライフラインであり自分自身だ。

となると
チームの勝利を共に喜ぶのは勿論ですが
チームが
不甲斐ない試合、シーズンを過ごしてしまった、となると

心配で心配でしょうがない。

試合で惨敗してしまって
試合後ブーイングの嵐とかになっていると
「サポーターの皆さん、申し訳ない」
という気持ちになる。

今日、味スタに訪れたお客さんは
楽しんでもらえたのだろうか?
またこの場所に足を運んでくれるのだろうか?
はたまたアウェーサポーターも
FC東京を好意的に思ってくれているだろうか?


「礼央君は完全に運営サイドの人間だね」

いつしか
そんな事をJリーグサポ仲間に言われる様に。

勿論、単なる1サポーターですが
自分の未来の幸せへの投資を考えているうちに
運営サイド的な考えが染み付いてしまう。

味スタを満員にすれば、いつか自分の幸せに変わる……。

自然と僕はFC東京の勝利を願いつつも
単なる勝利だけでなく、
お客さんが味スタにまた来たくなる様な勝利を望み
応援する日々になりました。

するとなんと、昨シーズンから
FC東京の応援番組「F.C.TOKYO魂!」のMCを担当する事に。

コンセプトを
「一人でも多くのFC東京サポーターを増やすべく
お届けする番組」
と勝手に決めつけ、番組中に断りもなく自己紹介の枕詞として使用。

番組が始まった昨シーズン、
FC東京は
J1復帰だけでなく、天皇杯優勝と素晴らしいシーズンを過ごしました。

天皇杯を制すると、ご褒美も付いてきます。
なんと今シーズン
国内の試合だけでなく
天皇杯チャンピオンとして

アジアチャンピオンリーグ(以後ACL)を戦う権利を
得られたのです!

このACLとは
アジア中のサッカーリーグのチャンピオンが集結し
その中でNo.1を決める
文字通りアジアのクラブNo.1を決める大会。
しかもこの大会で勝てば、

あのクラブW杯にも出られる、未来もある凄い大会。

遂にFC東京が日本だけでなく、アジア進出!
キャー素敵ー!
メディア露出もその分増えるゼ!
ジュルル……


サポーターを増やすなら今である。

と思わずにはいられない2012シーズン。
アジアの戦いと共にサポーターを増やしたいっ!
それこそ、未来への投資!

現在、リーグ戦の合間を縫って
ACLの予選リーグを戦っておりますが
予選リーグ第5節を終了した現在の

FC東京のACLの成績を報告します。


3勝2分で無敗。
勝ち点8で予選リーグ、

なんと首位っ!!

残り一試合を残しながら
ACL決勝トーナメント進出を決めております!!

わーいわーい。


首位だっ!わーいわーい!

おっと、失礼、サポーターノリで文章を書いてしまいました。

よし、もう決勝トーナメント進出は決まった。
だからACLの残り一試合の韓国蔚山現代戦は消化試合だ、
その分、リーグ戦に集中集中……。

と思うかも知れませんが、

そうは言ってられないのです。

ACLは少々複雑なレギュレーションで
ACL決勝トーナメントは16チーム、
ホーム&アウェー形式で行われるのですが
トーナメント一回戦だけは


予選リーグ首位のチームはホームのみ、
リーグ2位のチームはアウェーのみの一回戦形式です。

ちなみに
最終戦の対戦相手は現在2位の蔚山現代。
得失点差で順位がついているものの勝ち点は同じ8。
イコール、
最終戦で勝った方が1位で、決勝トーナメント一回戦をホーム、
負けた方が2位となりアウェーでの戦いとなります。

確かにルールはホームだろうがアウェーだろうが公平ですが、

絶対に勝ってホームで一回戦を迎えたいっす。

サッカーというスポーツは
ホームアドバンテージがもの凄く影響される
代表的なスポーツと言っても良い。

ましてや、国際試合、圧倒的にホームチームが有利だ。

考えてもみて欲しい。

「今夜は蔚山の人の家で夕飯食べて泊まって来て」

と急に言われ、
誰かも知らない相手の家族に混じり、
どういう会話をして良いかもわからない状態で
相手の家族団らんの中、食事をする。
そして寝泊まりして
翌日の朝、トイレに入る……。


かなりの確率で便秘です。

絶対、我が家に居た方がリラックスでき、
普段の能力が発揮されます。
サッカーも同じ。

絶対ホームチームの方が精神的に有利なのです。

チームの勝利の為にも、
そしてFC東京のアジアとの戦いを
一人でも多くの人に
スタジアムで生観戦してもらう為にも
絶対に日本で、ホームでの試合を行いたい。

そんな大切な試合が


5月16日に韓国、蔚山現代のホームスタジアムで
行われます。

この試合の勝敗が一回戦の開催地を決める訳です。

あぁ、韓国に行って、チームを応援したい……

とFC東京サポーターは思うのです。

うむむ、韓国、行きたすぎる。

という事で
今回、土屋礼央さん、韓国行きます。

「どうせ番組予算で行くんでしょー」


いいえ、自腹で行くっす。

決めたっす。
スケジュール確保したっす。

MCの僕が取材に行くのは
番組のポジションバランスを考えると
あまりヨロシクありません。
(番組もチーム戦)

ただ番組MCを背負っている立場として、
一度もアジアの舞台に応援に行かないのも問題だ……。

自腹なら文句はあるまい。

早速、飛行機チケットとホテルをネットで予約。

FC東京を好きになった事で、初めて韓国に訪れる事になりました。
ここで生まれる、出来事やハプニングは
きっと人生にとって代え難い財産です。

調べれば調べるほど
ソウル着で、そこから韓国の新幹線に乗って、
釜山まで行きたかったのですが、スケジュールの都合で断念。
直接釜山→蔚山入りをする。

勿論、初の韓国。
韓国語も喋れませんので
海外旅行といえば
ロシア、中国、L.A.で連れ添った
指差しシリーズ


指差し韓国語。


久しぶりに登場、今回の相方、指差し韓国語

これさえあればバッチリです。
以前、大久保で
「あなたは韓国の人気タレント、タクジェフンにそっくり!」
と言われた事があります。

「タクジェフンって誰ですか?」

韓国ショップのおばちゃんに質問。


「タクジェフンはね、以前歌手だったんだけど、
あまり芽が出ず、司会者になったら人気がでた人よ!」

なんだかビミョーにクリソツ感たっぷりだ……。

そんなタクジェフンに似ていると言われた僕。
韓国で
「どうもタクジェフンです」
と言ったら信じてもらえるだろうか?

そして成田空港までは、初乗車の
山本寛斎さんデザインの京成スカイライナーを予定!
キャー!日暮里からフルコース!

という事で今回の後半は
人生初上陸韓国で
FC東京のアジアの戦いをサポートする男
土屋礼央の韓国レポートをお届け。

後半は30日更新予定ですが

読者の皆様には、その前に
試合当日のTV中継
5月16日の夜7時25分から
BS朝日で放映される
「FC東京対蔚山現代」
の生中継をご覧下さい。

たまに映るであろうFC東京サポーターの映像に

もしかしたら僕が映ってるかもです。

「試合見てたら、土屋さん、映るかもっ!」
とヨコシマな気持ちでも
FC東京戦をTV観戦する人がいるかも知れない……。


と思ったら、絶対に映りたくなってきた。

あくまでメインはFC東京のサポートだが
個人的にも、せっかく韓国行くし、TVに映りたい。
(前回のカヌー観戦で味を占めたw)

TVクルーのカメラさんに注目される為にも
少しは目立つ格好した方が良いかな……。
早速、ドン・キホーテに買い出しにいくかな……。

@ドン・キホーテ

うむむ、確かにパーティーグッズは派手だが
ちょっと悪目立ちはいかん気がしてきた……。

これぐらいかな……。


アジア王者を目指すFC東京を応援だ!
TVにこの格好で映ってるかも!?

正当なサポーターとしてあるべき姿の中でのベストを尽くそう。

まぁ、とにもかくにも
FC東京のアジア制覇の為に
サポーターの一人として
声を出してきます!

皆さんも是非TVでFC東京の戦いを見届けて下さい!
私は自腹で韓国行ってきます!

「自腹って事は完全なオフですかー?」

いえ、レオナルホド・ダ・ヴィンチの原稿を書くという仕事を抱える身なので


サッカ観戦です。

ではでは土屋礼央でした。


日の丸も持って行こうかな……