今日はネコの日！ ネコ中毒作家が描いた、ハマるネコ本ランキング

• 著者名：唐沢なをき
• 発売元 : 小学館
• 価格：680円

ギャグ漫画家・唐沢氏の溺愛ぶりはネコ好きから見ても、そうでない人が見ればなおさら、もうただのヘンタイとしか…！ しかし、しょせんネコ飼いなんぞ五十歩百歩。ネコをかまうため原稿を落とす話（そして遊ぼうとすると無視される）、どちらが愛されているかで夫婦ゲンカ、肛門のニオイをつけられて喜んでしまう姿などなど、「ヤバい、あるある…」で吹き出してしまうこと必至。その観察眼と爆発愛を描き切る表現力に、ネコ好きの「かばいーん」のツボは押されまくりです。

• 著者名：伊藤潤二
• 発売元 : 講談社
• 価格：700円

ネコ好き婚約者につられてネコにひかれていくホラー漫画家・伊藤潤二の報われぬ溺愛ぶりを、あの禍々しくも精緻なタッチで描いたギャグ漫画。恐れていた「呪い顔のよん」に「それはそれで可愛い」と思い始める過程に愛しさが滲み出る。ネコの絵の変化に気づいた担当から飼い始めたことを指摘され、この企画が成立したとのこと。ネコ飼いならわかるこの差！ ネコ漫画は数あれど、真のネコ好き担当がいたからこそ成立したこのクオリティの高さに感謝。

• 著者名：井上彩名
• 発売元 : メディアックス
• 価格：420円

作者はネコ溺愛派だが、その行動はおそらくどの飼い主にも理解されるものだろう。闘病にかかる莫大な費用や、蓄積する看病疲れ。それでも生きて欲しいと願う気持ち。反面、シゲチヨの死を悲しむ作者たちに、誰が死んだかと思ったら猫かと笑う人。ペットを飼う者でなければわからないと読む者も諦念しかけるが、作者は違う答えにたどりつく…。ペットロスに関する本は、ネコが元気なうちに1冊読んでおきたい。辛過ぎるという人にも、温かい笑いありの本作はその1冊にふさわしいだろう。

• 著者名：平凡社
• 発売元 : 平凡社
• 価格：1,728円

ネコは自由に生きる動物として半外飼いが当たり前な時代と、完全室内飼いを道義とし家族として迎える時代では、愛情の形そのものが違う。さらにネコの尊厳を知る高名な作家先生たちなら溺愛なんぞ…。しかし、どんなに難しい顔で「ネコの尊厳」を唱えたところで、ネコの魅力には抗えない。作家たちのネコを見つめる目のとろけっぷりを見よ！ ネコの写真をもっと見たい派なら、カラー写真も多い「作家の猫2」はさらにオススメです。

• 著者名：
• 発売元 : 講談社
• 価格：926円

先にご紹介した伊藤潤二や人気ブロガーのくるねこ大和をはじめ、20人以上の豪華執筆陣のネコ漫画やイラストを掲載。さらに記事では、ネコのための災害対策、阪神大震災を経験した獣医師からのアドバイス（ゾッとするほど具体的）などが書かれている。発売後、時間が経過しているためネコボランティア参加方法などの情報は古いが、内容は読んで損なし。何があってもおかしくないのに何から準備したらいいのかわからないという人はぜひこの本から。