5月病!? ヘコんでる部下を持つ上司に読ませたい本ランキング

なんでもランキング

更新日:2014/10/16

「朝、起きられない」「やる気が出ない」などの症状に苦しむ“5月病”。新社会人の場合、研修も終わって現場で働き始める6月頃に発症することも多く、最近では“6月病”とも言われているね。でも、悩んでいるのは本人だけじゃなくて、この時期、上司の悩みのかなりの部分を占めてるみたいだよ。
そこで今回は、そんな悩める上司に読ませたい本をご紹介。飲み会や面談のときに部下に熱く語ったり、部下にすすめられる本を選んでみました。悩みの解消の手助けはもちろん、働くことへの自分自身の整理になること間違いなし!

1位
仕事でいちばん大切なことは同僚の知的障害者が教えてくれた!
働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~
働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~
  • 著者名:大山泰弘
  • 発売元 : WAVE出版
  • 価格:1,512円

以前、著者である大山会長のお話を聞く機会に恵まれましたが、働きがいや働く喜びについて、もっとも原理原則に近いことをご指摘されています。知的障害者7割という雇用を続けながら、事業を継続しておられる会長には本当に頭が下がります。会社に知的障害者を迎えた経営者や従業員がどのように変化していったか?読みすすむと働きがいはもちろん、事業の目的は何かということを考えさせられます。

2位
大きく変わりつつある組織論や成果主義の流れをつかめ!
人材の複雑方程式(日経プレミアシリーズ)
人材の複雑方程式(日経プレミアシリーズ)
  • 著者名:守島基博
  • 発売元 : 日本経済新聞出版社
  • 価格:918円

年功序列、終身雇用が大きく崩れる日本企業。その中で、組織や人事制度がどうなっていくのか、働きがいとは何なのかを知ってマネジメントすることや、部下と接することとは大切です。「なぜリーダーは育たないのか」「成果主義が機能しない本当のワケ」「ワークライフバランスに関する三つの誤解」「働きやすさと働きがいを目指して」など変化する企業について、組織論の第一人者が分かりやすく解説します。

3位
人を助ける側の心理と陥りがちなワナを解説!
人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
  • 著者名:エドガー・H.シャイン
  • 発売元 : 英治出版
  • 価格:2,052円

職場で一番悩むのは人間関係ではないでしょうか?本書の著者はシカゴ大学を得て、スタンフォード大学で心理学修士を、ハーバード大学で社会心理学の博士を獲得。社会学、人類学、そして社会心理学の相乗効果を生み出していることで高い評価を得ています。仕事をすると、チームの人間関係が大切ですが、その心理について解説しており、成果を上げるチームワークを議論しています。米国の話ですが、日本人にもしっくりきます。

4位
自分の強みをしっかり把握することを部下にも薦めよう!
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
  • 著者名:マーカス・バッキンガム
  • 発売元 : 日本経済新聞出版社
  • 価格:1,728円

ドラッカーは、自分の強みをさらに強くし、弱点は克服しなくてもいいといっています。ところが、自分の強みは何かを客観的に判断するのは難しい。本書は、表紙の裏側についているIDをつかってWEBでアンケートに答えて自分の強み分析ができます。そして34の強みのうち、5つを教えてくれます。ちなみに私の強みは達成欲、最上志向、戦略性、自我、活発性でした。2001年発刊以来、40刷りを超えるベストセラーです。

5位
仕事の報酬とはお金だけではない!
仕事の報酬とは何か―人間成長をめざして ― 人間成長をめざして
仕事の報酬とは何か―人間成長をめざして ― 人間成長をめざして
  • 著者名:田坂広志
  • 発売元 : PHP研究所
  • 価格:514円

成果主義が導入されてからの時代に企業に入った部下は、年功序列時代に入社した時代の上司との働くことへの価値感は違って当然です。しかし、働くことへの価値観で変わらないものがあり、目に見えない「仕事の報酬」の大切さについて、著者が指摘をされています。仕事の報酬は自分自身の「能力」であり、良い仕事をすると次ももらえる「仕事」であり、自分自身の「成長」だと説いています。

仕事に費やす時間って、1日の3分の1以上を占めるんだよね。だとしたら、できるだけハッピーに働きたいもの。幸せに働くためのヤリガイとは? よいキャリアとは? これをきっかけに、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。