「映画刀剣乱舞」の“非公式”同時上映が大盛り上がり! ハッシュタグには監督や山姥切国広役の俳優も降臨!?

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更新日:2020/5/10

 刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とする「映画刀剣乱舞-継承-」の同時上映会が、ファンの間で独自に行われることに。上映会をきっかけとして「刀剣乱舞」ファンと「艦隊これくしょん」ファンのほのぼのとした交流も繰り広げられ、ネット上で大きな話題を呼んでいるようだ。

 「刀剣乱舞-ONLINE-」はDMM GAMESとニトロプラスが共同制作を行ったブラウザゲーム。プレイヤーは有名な刀剣が戦士に姿を変えた“刀剣男士”と共に、歴史の改変を目論む“歴史修正主義者”に対抗していく…という設定だ。今回注目を集めた「映画刀剣乱舞-継承-」はシリーズ初の実写映画で、「本能寺の変」をめぐるエピソードが豪華スタッフによって臨場感たっぷりに描かれている。

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 企画の発端となったのは、4月24日(金)~5月3日(日)にかけて行われたミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの無料配信だった。通称“提督”と呼ばれる「艦隊これくしょん」のファンたちはオンライン飲み会の最中、たまたまミュージカル作品である「葵咲本紀」の同時上映を決行。その模様がTwitter上で話題を呼び、「刀剣乱舞」ファンたちが新規向けに作品の設定や裏話を語っていく展開となった。

 続いて5月5日(火)には、提督たちが人数を増やし「映画刀剣乱舞-継承-」の同時視聴を開催。作品の魅力に心を打たれる人が続出し、SNS上には「演者さんの刀の殺陣や演技がすごい」「秀吉最高」「小林靖子さんの脚本の奥行きがすごい」「『映画刀剣乱舞-継承-』めちゃくちゃ面白かったです。こういう良質な実写映画を作ってもらえるジャンル、本当にうらやましい」といった感想が溢れかえることに。

 同時視聴のために作成されたハッシュタグ「#映画刀剣乱舞同時上映」は、Twitter上で日本のトレンド1位を獲得するほど大盛り上がり。その熱気は関係者たちにまで届いたようで、映画版の監督を務めた耶雲哉治はハッシュタグにて「お疲れ様でした!」とコメントを投稿。山姥切国広役の俳優・荒牧慶彦も「あの日を思い出すな…」という言葉と共に、山姥切を演じた際の写真をアップしていた。

 ジャンルを超えて映画を楽しむ姿に、「刀剣乱舞」ファンからは「提督さんたちがワイワイ楽しんでる様子を見て、こちらも楽しかったです。ありがとうございます」「自分の好きなものを楽しんで見てもらえると、それだけでニコニコしてしまう」といった声が続出。中には「提督の皆さんが刀剣乱舞を楽しんでくださったので、感謝を込めて『艦これ』始めてみました」と、逆に「艦隊これくしょん」に興味をもつ人も現れているようだ。

 ちなみに同時上映の影響により、映画版のBDがAmazonのランキングで急上昇したという情報も。両作品のファンがひたむきな熱意を持っていたからこそ、“奇跡”のようなクロスオーバーは実現したのかもしれない…。

『映画刀剣乱舞-継承-』(監督:耶雲哉治、脚本:小林靖子、原案「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)/マーベラス・東宝)(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会、(C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus