男子禁制☆峰なゆかのヒミツの更衣室『2度目のデートがない』

更新日:2013/12/20

今回のテーマ「2度目のデートがない」

気になる彼とやっとごはんの約束を取り付けても、毎回次につながらず、気が付いたら32歳です。自分でいうのもなんですがスタイルが悪いわけでも見られないようなブスでもないのですがいつも1度きりのごはんで終わってしまうのです。致命的な欠陥があるような気がしてきました。また次も会いたい、と思わせる秘策はありますか?(32歳・美容師)

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「スタイルが悪いわけでも見られないようなブスでもない」というだけの30代女性といっしょに食事をするメリットがありません

 もしあなたに致命的な欠陥があるとしたら、男性が女性を二度目の食事に誘うのが当然だと思っていること。それなのに誘われない自分は、なにか他に致命的な欠陥があるに違いないと思っていること。一度の食事で終わってしまうほんとのとこの理由を見たくないばっかりに、「致命的な欠陥」とやらがあることをむしろ期待していることです。

 男の人とご飯を食べたとして、その人が見られないようなブサイクでもなく、話が絶望するほどおもしろくないわけでもない、という感想を抱いたとして、「また次もぜひ彼といっしょに食事がしたい!」となるでしょうか。デメリットがないというだけの理由で一食分の金と時間を浪費するほどボランティア精神に長けた人もなかなかいない。答えの分かりきったことを聞かないでほしいですよね。

  あなたが一度の食事だけで終わってしまう本当の理由は「スタイルが悪いわけでも見られないようなブスでもない」というだけの30代女性といっしょに食事をするメリットがないからです。
若い頃はみんな「若い女と同席できる権利」というメリットを有していました。それが失われたとなったら、別の「私と食事をすることのメリット」を男性に提示しなくてはなりません。
 それは例えば「話がおもしろい」とか「美人を連れ歩けて気分がいい」とか「合コンセッティングしてくれそう」だったりします。
 けれども、一朝一夕でおもしろ話術や美貌や人脈が作れるわけではありません。二度目の食事をするメリットが作れないとなったら、じゃあどうするかというと、二度目の食事をしないことのデメリットを作るのです。

 例えば、しつこくしつこくお誘いメールを送りまくって、「もう断る方がめんどくさい」という状態にするとか、「来てくれるまで雨のなか雪のなかいつまでも待ってる」と脅すとかがありますが、あまりスマートな方法だとは言えません。

 いちばん簡単なのは、一度目の食事をこっちで全額払ってしまうことです。「私から誘ったから」とか「相談にのってもらったから」とかなんとかいう理由をつけてです。もちろんマトモな男性なら女性からのおごりを固辞するでしょうね。そこで「じゃあ次の食事はおごってね」と約束をとりつけます。
 女が男に奢られなれているように、男は女に奢られなれていません。おごられっぱなしのまま、自分が次におごる機会を作らなかったとなれば、ケチ臭い男だと思われそうだし、なんだか罪悪感もでてくるし、こうして私を二度目の食事に誘わないことのデメリットが作れるのです。

 もしかしてもしかすると、例えば相手の男性にヒモの素質がある人だったり、もともと罪悪感なんてものは持ち合わせてない男だったら、最初の食事でこっちがおごったのに二度目がない、なんていうこともありえます。
 けれども、若い頃だって限られた若い娘時代の時間を代償にして男性との食事の機会を作っていたわけですから、その代償が一人分の食事代になりかわっただけです。安いもんですね。

 一度セックスした相手と、二度目のセックスの機会を持てるかどうかの可能性はというと甚だ怪しいものですが、二度セックスした相手とならば三度目のセックスに至る可能性はぐんと上がりますよね。食事だって同じこと。幸運を祈ります。