桜庭一樹『伏』のコミカライズ連載、スタート!

マンガ

更新日:2012/6/25

 文藝春秋創立90周年記念作品として10月に公開される、桜庭一樹初の劇場版アニメ化作品『伏 鉄砲娘の捕物帳』。『亡念のザムド』の宮地昌幸を監督に『コードギアス 反逆のルルーシュ』を手がけた脚本家・大河内一楼や『エヴァンゲリオン劇場版』でデザインワークを担当したokamaなど、豪華制作陣が揃った。

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 そんな期待大の映画の公開に先駆け「桜庭一樹と八人の伏師たち」というプロジェクトが始動している。その第1弾は、第18回電撃大賞電撃イラスト大賞部門で大賞を受賞したhakusによるコミカライズ作品だ。「月刊ビッグガンガン」のVol.07(6月25日発売)で連載が始まる『伏 里見八犬伝異聞』は、『南総里見八犬伝』を桜庭一樹流に解釈した『伏 贋作・里見八犬伝』を、さらにアレンジした作品になっている。

 祖父の死をきっかけに江戸におりた猟銃使いの少女・浜路は、人と犬の血が混じった「伏」の噂を聞く。「伏」は人に化けて暮らし、人の生珠を喰らって生きている。彼らが起こす凶悪な事件を知った浜路は、兄と一緒に「伏」を狩るため彼らを追っていた。そんな中で「伏」の1人、犬のお面をつけた白髪の青年・信乃と出会う。

 兄の本当の目的や歴史に隠された「伏」の謎が明らかになる、もう一つの「伏」の物語。気になる残り7人の伏師についても随時公式サイトで公開されるので、こちらも目が離せない。

(ダ・ヴィンチ電子ナビ)