全国165校のユニフォームが集結!「ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト」に大反響「まさに圧巻の光景」「胸にグッとくるような写真でした」

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更新日:2020/10/2

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中止となってしまった2020年のインターハイ。落胆する高校バレー部の選手たちにエールを送る企画「ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト」に、ネット上で大きな反響が上がっている。

ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト
©古舘春一/集英社

 同企画は、バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマを描いたスポーツマンガ『ハイキュー!!』(古舘春一/集英社)の「週刊少年ジャンプ」連載完結に合わせて始動したもの。「全国高等学校体育連盟バレーボール専門部」協力のもと、夢の舞台を失ってしまった高等学校バレーボール部員のユニフォームが、決勝の予定地「栃木県宇都宮市体育館」のフロアに並べられて撮影された。

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 企画には数多くの学校が賛同し、全国165校のユニフォームが集結することに。実際に撮影された写真は、男子決勝戦が行われる予定だった2020年8月24日に「読売新聞全国版朝刊」の大型広告として掲載された。高校生たちの想いがつまったユニフォームの写真に、SNSなどでは「『ハイキュー!!』の新聞見開き広告を見て、朝からうるっと来てしまった」「見開き一面にユニフォームを並べた広告が出ていて、まさに圧巻の光景」「今日の読売新聞に載るって聞いて、初めてコンビニで新聞を買いました。胸にグッとくるような写真でした」と心を打たれる人が続出している。

ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト

 また8月23日には、ユニフォームの撮影風景を収めたメイキング動画も公開。『ハイキュー!!』の名場面や高校生たちへのメッセージが盛り込まれており、映像を見た人からは「素晴らしいプロジェクトだと思います。本当にこの作品に出会えてよかった」「着る予定だったユニフォームがここに映っているのはとてもうれしいです。ありがとう『ハイキュー!!』」「バレーへの思いを変えてくれたのは『ハイキュー!!』でした。最高の青春をありがとう!」といった声が上がっていた。

ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト

ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト

 プロジェクトに参加した高校生への御礼として、『ハイキュー!!』作者の古舘春一氏は描き下ろしイラストを執筆。イラストには主人公・日向翔陽の姿と共に、「身に付けた『筋肉』はカンタンには無くならない。」というメッセージが綴られている。

『ハイキュー!!』作者の古舘春一氏は描き下ろしイラスト
©古舘春一/集英社

 さらにバレーボール選手・柳田将洋氏は、今回の企画に対するコメントとして「これはほんの些細な行動ではありますが、一人でも多くの方の心に残り、次のステップへのエネルギーになってほしい。僕自身もそのために頑張れるのなら強いモチベーションになると思い、今回のような形で協力させてもらいました」という想いを告白。『ハイキュー!!』についても、「漫画が連載を終え、寂しい気持ちはありますが、漫画『ハイキュー!!』がこんなに人々にバレーボールの魅力を伝えてくれたので、今度は僕たちがこのリアルな世界で更に皆さんに魅力を伝えられるように頑張りたいと思います」と感謝の気持ちを語っていた。

『ハイキュー!!』の最終巻となる45巻は、11月4日(水)に発売される予定。作品初の大判画集も12月に刊行されるので、ぜひ見逃さずにチェックしてほしい。

■「ハイキュー!! ユニフォームプロジェクト」特設サイト
https://www.shonenjump.com/j/sp_haikyu_uniform/

ハイキュー!!
©古舘春一/集英社
『ハイキュー!!』44巻(古舘春一/集英社)