元AKB48指原の失敗に学ぶ、個人情報の守り方

社会

更新日:2012/6/29


 『週刊文春』に元カレの告白が掲載され、HKT48へ移籍となった指原莉乃。彼女のほかにも、プライベートで利用していたTwitterアカウントが発見され、そこから男性との写真が流出し、活動を辞退したAKB48メンバーのニュースも記憶に新しい。果たして、アイドルにとって正しい“情報管理”の方法とはどんなものなのだろうか?

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 まず、いちばん大事なことは、ケータイを絶対に落とさないこと。『スマートフォン術 情報漏えいから身を守れ』(田淵義朗 朝日新聞出版)によれば、社団法人情報サービス産業協会が発表した個人情報の漏えい事故の原因の第1位は「従業者によるパソコン・携帯電話・書類等の紛失」とある。昨年、警察に届けられた落し物のケータイは約12万台というから、他人事ではない。万が一、ケータイを落としてしまったり、盗み見されるような事態を想定して、パスワードロックを必ずかけることが大切だ。“念には念を”で、ロックのパスワードを通常初期設定の4ケタではなく、8~10ケタに設定変更することを『スマートフォン術』では推奨している。また、最近ではアプリから個人情報が抜き取られる事件も起こっているので、こちらも警戒が必要だ。

 さらに本書では、「CIA真っ青」な2ちゃんねるの個人情報の割り出し時間の早さについても言及している。過去に写真流出にあったアイドルの例では、ブログで掲載していた写真で身に着けていたネックレスと流出写真のそれとが一致。「他人の空似だ」と主張していた多くのファンを地獄に突き落とした。ネットには恐ろしく調査能力を持った人々が待ち受けていることを、アイドルであればとくに肝に銘じるべきだろう。

 しかし、もっとも簡単なのは、ケータイを持たないことに尽きるだろう。小泉純一郎は、首相在任中、情報漏れ防止のためケータイを持たなかったという。これぞ最大の防御! 19歳の女の子には酷な話かもしれないが、信用できる恋愛相手かどうかを見極めるよりは、そっちのほうがきっと簡単なはずだ。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)