オリンピック選手のモチベーションを高める本ランキング

スポーツ

更新日:2012/7/6

 もうすぐロンドンオリンピックが開幕! 選手たちは、特別な舞台に立つために何年間も準備を重ねるが、磨き抜いてきた力を本番で発揮するのは至難の業。そのため、試合に向けてのモチベーションを高めるために本を読む選手は少なくないそう。
そこで今回は、日本オリンピック委員会キャリアアカデミーのカウンセラーとしてご活躍の小川みどりさんに“オリンピック選手のモチベーションを高める本”を紹介してもらった。

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■1位 『宇宙兄弟』(1~18巻) 小山宙哉 講談社モーニングKC
一緒に宇宙飛行士になる約束をした兄・六太と弟・日々人。会社をクビになった六太は、夢をかなえた日々人を追い宇宙を目指すことに。六太の不屈の精神が心に響く感動作。

■2位】『〈勝負脳〉の鍛え方』 林 成之 講談社現代新書
脳外科医・林成之教授が、脳科学の見地から“勝負に勝つための脳の使い方”を語った1冊。スポーツに限らず、ビジネスや人生の局面でも役立つ頭の働かせ方が紹介されている。

■3位】『あなたが生きる今日が素晴らしい』  きむ いろは出版
写真家でもある詩人・きむの人生観を詰め込んだ詩集。鮮烈な写真と言葉の組み合わせが特徴で、選者の小川さんは「10~20代の女子選手の間でのきむさん人気は絶大」と語る。

■4位『秘密』 東野圭吾 文春文庫
妻と娘を乗せたバスが転落。妻の葬儀の夜に意識を取り戻した娘には、妻の魂が宿っていて……。小川さんによると「選手の間では、現在東野圭吾の作品が大流行中」とのこと。

■5位『ストロボ・エッジ』(全10巻) 咲坂伊緒 集英社マーガレットC
恋をしたことがない高校生・仁菜子が、学内で人気の男子・蓮と出会い、いままで感じたことのなかった気持ちに。少女のときめきを丁寧に描いた、胸キュン確実の王道少女マンガ。

■6位『ONE PIECE』(1~66巻) 尾田栄一郎 集英社ジャンプC
海賊王を目指すルフィと仲間たちによる大人気の冒険譚。団体競技の選手たちは、チームメイトを登場キャラに例えあい、それがチームを見直すきっかけになることもある模様。

■7位『SLAM DUNK』(全31巻) 井上雄彦 集英社ジャンプC
不良だった桜木花道が、高校に入学しバスケ部に。次第に才能を開花させ、ライバルとともに成長していく様子を描いた傑作バスケマンガ。笑いも涙もあり、五輪選手を熱くする!

■8位『GIANT KILLING』(1~23巻) ツジトモ/著 綱本将也/原案・取材協力 講談社モーニングKC
サッカー監督・達海猛が、弱小プロチームを率いて強豪相手に大奮闘。劇的な展開が続くサッカーマンガ。大物食いを求められる競技の選手たちの間で「共感できる!」と人気に。

■9位『バクマン。』(全20巻) 大場つぐみ/原作 小畑 健/漫画 集英社ジャンプC
中学校で出会った真城最高と高木秋人がタッグを組みマンガ家に。その成長を描く青春マンガ。小川さんは「努力が結果に結びつく展開が、男子ジュニア選手の間で人気」とコメント。

■10位『采配』 落合博満 ダイヤモンド社 
2004~11年中日ドラゴンズを率い、4度のリーグ優勝を果たした落合監督の理念が1冊に。選手の育成法やチーム作りのポイントなどが語られる。選手のみならず指導者にも好評

文(ランキング部分)=澤井 一
(ダ・ヴィンチ8月号「その道のプロに聞く! ダ・ヴィンチなんでもランキング」より)