水原希子「そのためにハーフになった」

芸能

更新日:2012/7/17

 モデル・女優の水原希子が、自らのルーツを荒木経惟の写真集『愛のバルコニー』(河出書房新社)に収録された対談で語っている。
水原といえば、映画『ヘルタースケルター』では、新人モデル・こずえ役を好演。彼女の魅力に、沢尻エリカが演じるりりこがトップの座を奪われるのではと畏怖するという難しい設定だが、水原の持ち味である透明感が役にも発揮されている格好だ。

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 『愛のバルコニー』の対談では、アラーキーが30年にわたってシャッターを切り続けた自宅バルコニーの写真について語り合っているのだが、途中で水原の家族の話題に。両親はすでに離婚しているが、音楽や好きなものの感覚が父親に似ていることを明かし、

 「私のお父さんはいまだに仕事してないの。母と結婚して私と妹が生まれたけれど、仕事ができないんですよ。ただ、すっごく音楽に詳しくて、友達だったらかっこいい人」

と告白。また、モデルになった理由についても、

「(モデルは)母がやらせたくて、そのためにハーフになったようなものだから(笑)。ハーフの子供が欲しいっていうのが母の夢だったんです」
と打ち明けている。

 「よく育ったね」というアラーキーの言葉にも、「勝手に育ちました」とさらっと語る水原。このほかにも、彼女の瑞々しさの裏側にある芯の強さや、感受性の豊かさが伝わる対談となっている。

 ちなみに、彼女のミドルネームはオードリーというらしく、「ヘプバーンみたいな女優になってほしいって、お父さんがつけた名前」だそうだ。これに対してアラーキーは、「ヘプバーンの感じがあるな」と返答。水原がオードリーのように凛とした名女優に成長するか。今後の活躍が楽しみだ。