作家からアイドルまで幅広く支持される小説家・小野不由美
更新日:2017/11/26
「『悪霊』シリーズに出会ったのは、小学校中学年から高学年にかけて。周りの女の子たちが読んでいる楽しそうな恋の話に乗り切れず、当時行き場のなかった思いに答えてくれたのが、『悪霊だってヘイキ!』です。
麻衣の夢の中に現れていた優しいナルの謎と、彼女の恋心の結末が明かされる本巻は、当時周りで読まれていた少女小説の展開とは一線を画すもので、こんな形の恋もあるのだ、あっていいのだと、感謝するような思いで読了しました。」(作家・辻村深月)
「『くらのかみ』、児童書ということなのですが、はたちの大人なももちでも楽しめるミステリーです!
4人でおこなっていたはずの「四人ゲーム」がいつのまにか5人になっていて……。
5人の子どもたちの中の誰が増えた1人なのか、最後の最後までドキドキしながら読み、ページをめくる手が止まりませんでしたっ! 読んでいるとき、真剣な顔になりすぎちゃって、お母さんに「怖い……」と言われちゃったぐらいです。……許してにゃん♪」(Berryz工房・嗣永桃子)
本誌ではこのほかにも女優・佐藤寛子や、あさのあつこ、我孫子武丸、上橋菜穂子、田中芳樹ら著名作家など、総勢21名もの著名人が深い思い入れについて語っている。
(ダ・ヴィンチ9月号「全作ハズレなし! 小野不由美を読む」より)