この夏、“聖地巡礼”するなら江ノ島!

マンガ

更新日:2012/8/9

 大好きなアニメのあの建物、あのシーンが見たい! 雰囲気を感じたい!
そんなファンの心を惹きつけてやまないのが、アニメやマンガの舞台となった土地を訪問する“聖地巡礼”だ。これまでも、『らき☆すた』の鷲宮神社や『けいおん!』の豊郷小学校旧校舎など、さまざまな“聖地”が人気を集めてきたが、今夏イチオシの“聖地”は江ノ島。

 2012年4~6月にフジテレビの深夜枠アニメ“ノイタミナ”で放送されていた『つり球』。舞台となった江ノ島の描写がとても細かく、聖地巡礼にはもってこいなのだ。

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 竜宮城をイメージして作られた小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅の駅舎は、転校生のハルが最初に登場する場所だ。他にも江ノ島弁天橋やその上にある龍の灯籠、ハルが江ノ島にやってきて「スカーイツリー!」と叫んでいた江ノ島シーキャンドルという展望台なども登場。何の変哲もない道路や海岸、看板に至るまで、元になった場所がきちんとあることに驚く人もいるだろう。

 架空の町をゼロからデザインするのでなく、実在の町をモデルにするアニメが増えたことがきっかけで生まれた“聖地”。インターネットで情報が共有されるので、比較的簡単に“聖地”に辿り着けることから、ブームが拡大した。さらに、『らき☆すた』の埼玉県鷲宮町のように舞台となった地域が率先して宣伝しているケースも増え、“聖地巡礼”人気はブームを超え定着しつつある。

 8月10日にはMF文庫ダ・ヴィンチからアニメの脚本家が小説化した『つり球』(大野敏哉/メディアファクトリー)が発売される。文庫を片手に、舞台となった江ノ島を訪れれば、物語の世界をより鮮明に追体験できて楽しいかも! この夏、みなさんも聖地巡礼に出かけてみては?