“あの花”の夏はまだまだこれから!

マンガ

更新日:2012/8/10

 昨年の4月から6月までフジテレビの深夜アニメ“ノイタミナ”枠で放送され、人々を感動の渦に包みこんだ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。ここにきて、“あの花”がさらなる盛り上がりを見せている。

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 物語は、幼いころ“超平和バスターズ”を結成し、いつも秘密基地に集まって遊んでいた宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄道(ぽっぽ)の6人のお話。大の仲良しだった彼らは、しかし、めんまの死によって少しずつ離れ離れになっていく。そんななか、高校受験に失敗して引きこもっていたじんたんの前に現れたのは、亡くなったはずのめんま。じんたんにしか見えない幽霊のめんまが、ばらばらになってしまった5人を再びつなぎあわせていくのだ。

 秩父市の協力のもとで「あの花巡礼マップ」も作られるなど、聖地巡礼も盛んに行われ、地域一丸となって盛り上がった。そんな一大ブームを巻き起こした『あの花』が、来年の夏に映画となって帰ってくる。めんまの視点で描かれるという映画では、超平和バスターズの子ども時代も見られるのだろうか?

 また、脚本の岡田麿里が手がけたライトノベル『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(下)』も8月10日に発売される。アニメでは描かれなかったキャラの心情やオリジナルエピソードもたっぷり。アニメファンはもちろん、アニメを見ていない人でも楽しめること間違いなしだ。

 9月2日までお台場アクアシティで開催中の「あの花夏祭」では、全国各地を巡回してきた「秘密基地」の完全版が登場するほか、建物を取り巻く風景も再現されている。「めんまの蒸しパン」、塩ラーメンなど作中に登場するメニューや、じんたんのTシャツなどのグッズ販売も。さらに、8月30日にはPSPのゲームも発売される。

「めーんーまーのー最近はー、楽しいことばっか!」とめんまの声が聞こえてきそう!? なほど、ファンにとってはお楽しみがまだまだ目白押しだ。