スガシカオ、アジカン後藤ら人気ミュージシャンが語る、村上春樹と音楽

芸能

公開日:2012/9/12

 村上春樹の小説には必ず音楽がちりばめられており、クラシック、ジャズ、ロックなど音楽が頻出する。詳細に描かれる曲の数々に、我々読者はさらに世界観を確立され想像力を掻き立てられるのだろう。

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『ダ・ヴィンチ』10月号の村上春樹特集では、春樹さん自身がファンと公言されているスガシカオさんや、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんら“春樹好きミュージシャン”に、音の担い手として惹かれてやまない村上春樹作品の魅力について聞いている。

 村上春樹さんの初の音楽エッセイ『意味がなければスイングはない』では、シューベルト、スタン・ゲッツなど多彩な作曲家、ミュージシャンを取り上げているが、そのなかで唯一、論じられている日本人がスガシカオさんだ。春樹さんの新刊が出るたびに読んでいるというスガさんは、インタビューで村上春樹さんが自身にとって“特別”である理由を語る。

 また、ASIAN KUNG-FU GENERATIONで作詞・作曲の大半を担当する後藤正文さん、9mm Parabellum Bulletの菅原卓郎さん、SEKAI NO OWARIのSaoriさんらもインタビューに登場。それぞれ心をつかまれた村上春樹作品をあげながら、自身の音楽と作品世界の共通項を語っている。

 音楽と言葉、文学との深いかかわりを浮き彫りにする企画となっている。
 
取材・文=本誌編集部
(ダ・ヴィンチ10月号「いまこそ、村上春樹」特集より)