Google、Nexus7を日本投入。電子書籍市場に本格参入か?

更新日:2012/9/26

 9月25日、Googleは同社の最新モバイルOS Android4.1(Jelly Bean)を搭載する7インチタブレットNexus7を日本国内でも発売開始したと発表した。価格は1万9800円で、Google Playまたは提携家電量販店で発売される。

 すでに海外では、今年6月には内蔵メモリ8GB、16GBの2種類がラインナップされ、発売済みのモデルだが、日本では16GBの内蔵メモリ搭載モデルのみが発売される。SDカードスロットや背面カメラは搭載しない。3G通信モジュールも内蔵しないため、通信はWi-Fiのみで行うことになる。

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 大手PCメーカーASUSがハードウェアを製造し、高速GPU Targa3を搭載するこの低価格・軽量(340g)な端末で、Googleはまもなく日本発売とされるアマゾンのkindleを迎え撃つ構えだ。

 発表会には来日したGoogleのエリック・シュミット会長が登壇し、「日本はモバイル活用度が世界一の水準」と話し、この市場に注力していくことを強調していた。

 同社は本日Google Playにおいて日本語版電子書籍の取り扱いも開始。角川書店はじめ、数社の書籍やマンガがラインナップされている。電子書籍ビューワーはGoogleとしてははじめて日本語EPUB3に対応。この形式で提供される書籍はリフローにも対応している。