NMB48山本彩も! から揚げにレモンを絞るおせっかいはアリ?

暮らし

公開日:2012/10/18

 11月7日に新曲『北川謙二』を発売するNMB48。ついにブレイクか? と注目が集まっているが、じつは密かにファンのあいだで盛り上がっている話題がある。それはNMB48の主力メンバーである“さや姉”こと山本彩の「おせっかい」問題だ。

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 事の発端は、山本が9月25日に「撮影で唐揚げにレモン 絞っといたで ♪( ´▽`)」という文面とともに、山盛りのから揚げとレモンの残骸を写した写真をGoogle+に投稿したこと。以前より2ちゃんねるには『さや姉「お前の唐揚げにもレモン絞っといたで」』というスレッドが立っており、“さや姉=おせっかい”というキャラがファンのあいだで定着。「トイレットペーパー三角に折っといたるわ」「ユッケ混ぜとくで」「あんたのたまりにたまった債務の一本化しといたで」など、いかにもさや姉が言い出しそうなおせっかいが妄想されていたのだ。それを本人自らが体現したものだから、ファンは歓喜。「ネタスレをも自分の物にするさや姉△」「さや姉さすがwww」と絶賛コメントが数多く寄せられたのだ。

 しかし、から揚げにレモンを絞るのは、「居酒屋、カラオケで勝手にされたらウザいこと」というスレッドにて挙げられた“迷惑行為”のひとつ。どうやらおせっかいを焼くことは“ありがた迷惑”として捉えられることも多いよう。だが、おせっかいは、仕事をうまく運ぶためにとても有効な手段でもあるのだ。

 『幸せを呼ぶ「おせっかい」のススメ』(高橋 恵/PHP研究所)の著者は、大手PR会社であり、中田英寿や前園真聖といったアスリートのマネジメントも行う有名企業・サニーサイドアップの生みの親。持ち前のおせっかい力で営業トップにのぼり詰め、42歳で設立したサニーサイドアップを株式上場するまでに発展させた功労者だ。彼女は、手ごたえがまったくなかった営業先でも、社長がたまたまカッターで指先を切っただけでも薬局へ走り、包帯や消毒液を届けるほどの世話焼き。見返りを求めたわけではなかったが、半年後、CM制作の依頼へとつながったそう。また、電車で隣り合わせた営業マンにいきなり話しかけ、元同業者として労いの言葉を述べたことから仕事が舞い込んだりと、おせっかいがさまざまな仕事のきっかけを生み出していったようだ。

 おせっかいを実践するためのノウハウは、『なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?』(志賀内泰弘/PHP研究所)にも詳しい。この本は、経営が傾いたコンビニを、アルバイトである67歳のおばあちゃんが立て直していくという、実話を基にした小説仕立てのビジネス書。客の嗜好を把握したり、相手に合わせて「ありがとう」を言ったり、出入り業者にも冷たいお茶を用意したりと、おせっかいゆえの心遣いがいかに顧客の心を掴むかが綴られている。

 から揚げがさっぱりレモン味になることを良しとしない人も、確かにいる。しかし、前出の『幸せを呼ぶ~』にもあるように、“本当に相手のためによかれと思って取った行動ならば、そこに込められた想いはきちっと伝わる”はず。AKB48でも、握手会でのファンサービスに定評がある柏木由紀が人気メンバーに躍り出たという好例もある。おせっかい上等! の精神で、さや姉にはどんどんレモンを絞ってほしいものだ。