ケンコバも愛用の「TENGA」が擬人マンガ化していた

マンガ

更新日:2012/10/19

 ケンドーコバヤシが「神の穴」と言って絶賛した、大人の夜のお友達「TENGA」。もはや説明は必要ないかと思われるが、まだTENGAを知らないウブな少年少女たちのために簡単に解説しよう。

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 TENGAとはアダルトグッズのひとつで、従来のものとは違い、「包み隠さない、卑猥でない、後ろめたくない、明るく堂々とした」大人のおもちゃなのである。そのため、デザインは非常にオシャレなものとなっており、たとえば本棚の上に置いていても、一見それとは気づかれないどころか、センスの良い小物として見られてもおかしくない。そのデザインの良さは、かつて「グッドデザイン賞」に選出されたことがあるほどだ。

 また、性能の良さも折り紙つきで、ケンドーコバヤシをはじめ、くりぃむしちゅーの有田、カンニング竹山など芸能界にもファンは多い。あの超イケメンの福山雅治でさえも、過去にはラジオで「TENGAさん」と称して話題にしたほどである。

 いまや、「大人のおもちゃといえば?」と問われれば「TENGA」と答える人がほとんどと言われるほど、世間的にも認知されている。ここまで広く知れわたったアダルトグッズが、かつてあったであろうか。いやない。

 そんなTENGAが実は公式に擬人化されていて、携帯コミックとしてマンガになっているということをご存知だろうか。そう、TENGAが萌えキャラとなって、アダルト業界だけでなく、萌え業界にも参入してきたのである。これは由々しき事態と情報を集めてみると、どうやら擬人化キャラたちは「TENGIRLS」と呼ばれているらしい。早速「TENGIRLS」の公式サイトにアクセスしてみると……。
 
 なんと、世の男性どもの夜を満たしてきたTENGAの商品の数々が、見事に萌えキャラとなっているではないか。それだけではない、マンガでは人々を救う謎のヒーローとして大活躍しているのである。

 時代は近未来、未曾有の事故や凶悪な犯罪に立ち向かっているのが「トワ」「エリカ」「ニコ」の3人組の女の子たち。

 「トワ」は、口のそばのホクロが特徴的なショートカットの愛らしい女の子。スタイルは超セクシーだ。天然純真能天気、曲がったことは大嫌いで押しが強い性格ながら、特撮好き。彼女はスタンダードタイプTENGAの擬人化だ。

 次に「エリカ」。若干のツリ目、黒髪のショート、褐色肌で露出が多い服装をしている。セクシーだ。性格は、積極的で姉御肌。彼女はハードタイプTENGAの擬人化キャラである。また恋多き女らしいのだが、よく捨てられるという設定がつけられている。これは、TENGAが基本的には使い捨てであるということとかけているのだろうか。

 最後に、「ニコ」。ソフトタイプTENGAの擬人化キャラで、白色の髪に若干のタレ目でメガネキャラ+ロリっ娘という、一部のマニアにはたまらない最強の属性を持っている。基本的にはツッコミ担当で、3人組のなかで唯一の常識人。しかしながら、計算高く、腹黒い一面ももっているという油断ならない性格だ。

 そんな3人のご主人様である主人公(名前はないようだ)とともにストーリーは展開されていく。

 現在、第4話までが発表されており、第1話では、突然飛来してきたUFOに対して、「TENGIRLS」の怒涛の活躍っぷりが描かれている。もちろん、シリアスな展開だけでなく、ギャグパートもあり、なかでもトワの天然具合は思わず笑いを誘うだろう。第2話・第3話からは一転、「TENGIRLS」のほんわかかつドタバタの日常が描かれる。とくに第2話では主人公と「TENGIRLS」の出会いが語られている。主人公の父の研究室から発見されたという彼女たち。なぜ開発されたのかは謎に包まれており、今後は、その謎が解明されるのか気になるところ。しかし、そんなに風呂敷を広げて大丈夫だろうかという心配もある。第4話では、高機能型のフリップホールTENGA、ホワイト&ブラックの擬人化キャラ「ジーナ」「アナ」がライバルとして登場するので、ぜひともチェックしてみてほしい。

 笑いとシリアスと擬人化キャラの魅力がギュッと詰まったマンガ「TENGIRLS」。TENGAファンならば外せない作品だろう。