母と娘はこんなにしんどい! 過剰な愛情が招く壮絶の「毒母」本売上ベスト5

なんでもランキング

更新日:2020/9/1

 いつからだろうか、「母」のあたまに「毒」がついてしまったのは。そして、とうとう娘が祖母と母を殺害するという残虐なニュースまでも流れてしまった。母と娘の関係性は、父と娘のそれとは大きく違う。かく言う筆者も理想のレールに乗せようとする「母」と衝突した思春期の数年があった。今では理解できることが、当時は「しんどかった」のである。だが、世間にはいくつになっても、母親の強烈な干渉に悩まされる「娘たち」がいる。それは、娘の人生を狂わす大問題になりかねないのだ。そこで今回は、世の中の「毒母」を総括すべく、今読まれている「毒母」本をランキングにして紹介。少しでも「母がしんどい」と思っている「娘たち」の心の呪縛が解かれるきっかけになれば…。
(※ランキングは2013年11月1日~2014年11月11日 日販 WIN+調べ)

1位
小島慶子すらしんどかった
解縛: しんどい親から自由になる
解縛: しんどい親から自由になる
  • 著者名:小島 慶子
  • 発売元 : 新潮社
  • 価格:※ストアでご確認ください

幼い娘に理想を押し付ける美人の母。9歳上の姉の平手打ち。海外でのいじめ、父の恫喝、人の歓心を惹きたくてついた嘘、女子アナとして振舞うことへの違和感。そして、不安障害の発症。今ではテレビのご意見番として地位を築きつつある彼女だが、その裏には、想像を絶する過去があった。家族との葛藤に何度も押しつぶされた著者が綴る、辛すぎる子ども時代を手放して、前へ進むための壮絶な処方箋。

2位
悩める人生の大きな要因は親!?
毒になる親 一生苦しむ子供
毒になる親 一生苦しむ子供
  • 著者名:スーザン・フォワード
  • 発売元 : 新潮社
  • 価格:※ストアでご確認ください

不安、恐れ、過剰な義務感、つきまとう罪悪感。毒親に傷つけられた子どもの心は、いつになっても癒されることはない。自分に自信をもてず、さまざまな問題や悩みに苦しむ数千人の人々を、20年以上にわたってカウンセリングしてきた著者は、悩める人生の大きな要因は親であると分析。カウンセリング現場からの発想で、傷つけられた心を癒し、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を伝授する。

3位
身震いするほどの毒母たち
うちの母ってヘンですか?
うちの母ってヘンですか?
  • 著者名:田房永子
  • 発売元 : 秋田書店
  • 価格:※ストアでご確認ください

母との歪な関係を描いた『母がしんどい』で注目を集め、オブラートに包まない本音を綴った『ママだって、人間』『呪詛抜きダイエット』などが支持される著者の最新刊。「毒母」をもつ著者だが、それ以上に壮絶な「毒母」「珍母」「狂母」ほか、あらゆる「母」エピソードがずらりと並んだ本書。ひとたび本を開けば、身震いすること間違いなし。

4位
「毒母」への傾向と対策
母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
  • 著者名:信田さよ子
  • 発売元 : 春秋社
  • 価格:※ストアでご確認ください

母との名状しがたい関係に苦しみながら、それでも罪悪感にとらわれている女性たちが数多く存在している。本書では、アルコール依存症、摂食障害、DV、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている著者が、その経験に基づいて、墓守娘たちの苦しみを具体的に取り上げた1冊。進学、就職、結婚、介護…どこまでもついてくる母から、どう逃げおおせるか。NOと言えない人たちに贈る、究極の「傾向と対策」。

5位
浮かび上がる新たな “母娘論”
母と娘はなぜこじれるのか
母と娘はなぜこじれるのか
  • 著者名:田房 永子
  • 発売元 : NHK出版
  • 価格:※ストアでご確認ください

女性の謎、ジェンダーの壁、父親不在…問題の原因から、葛藤を乗り越えた体験、自立した関係の築き方まで、母娘の複雑な関係を対談形式で暴き出したのが本書。精神科医の斎藤氏が、田房永子氏、角田光代氏、萩尾望都氏、信田さよ子氏、水無田気流氏と語り合い、新たな “母娘論”を展開する