初恋は実らない?! そんなジンクスを吹き飛ばす直向な初恋!

小説・エッセイ

更新日:2012/3/7

小説 僕の初恋をキミに捧ぐ

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 小学館
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:橋口いくよ 価格:507円

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初恋は実らない…なんてよく聞きますが、皆さんはどう思われますか?
なんでそう言われちゃうんだろうなぁなんて思って、ちょっと調べてみました。
結果から言うと、単純に確率論の問題だとか、ただのジンクスという意見が多数。

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「実る」ってことの定義をどこに置くかによると思うけど、「実る」を「結婚」って考えるならかなり確率は低いよね。
生田の初恋は…いや、そんな話はいいんです! 今日は小説の事を書くんだから!(笑)
え? そっちのが聞きたい? いやいや、そんなつまらない話より素敵な初恋のお話があるんです。

それが、『小説 僕の初恋を君に捧ぐ』。
コミックス原作で、映画化もされている作品です。
私は元々コミックスから読んでいたのですが、小説だと心理描写がより細かくてさらに切ない…!
なのでコミックスを読んだことがある人には是非読んでいただきたい作品です。

簡単にストーリーを説明すると、20歳まで生きられないといわれた心臓病の男の子と、誰よりも彼の命を信じてやまない女の子の初恋のお話で、ありがちなようで、他にはない直向さが思わず胸を締め付ける、そんなお話です。

そしてこの2人のヒーローとヒロイン、全然ヒーローらしくもヒロインらしくもなかったりします。
男の子は少しへたれで、女の子は逆に少し男勝り。決めることろで決められない2人だけど、だからこそ感情移入しやすかったりします。ラストは予想できてしまっているのに、何故か先が気になって仕方ない、いつの間にか2人のことをひたすらに応援している自分がいるって感じかな。

初恋だからこその、思わず恥ずかしくなってしまうような甘酸っぱいセリフが散りばめられていて、「ありえない…!」と思いつつもドキドキ。そしてしっかりと泣かせてくれます。

思い切り泣きたいとき、ドキドキを感じたいとき、直向さに触れたい時、オススメの作品です!
皆さんも初恋を思い出しつつ、この作品の物凄くピュアな世界観に浸ってみてはいかがでしょう?

冒頭の主人公モノローグ。頭から凄く切ないです

8歳の時のプロポーズ。これが現実になるなんてありえない確率ですよね

とてもシリアスなシーンで、まさかのオナラをするヒロイン。全然ヒロインらしくありませんね(笑)