え!! チョイ悪親父ってイタリアにいないの!? テルマエ著者の海外エッセイ
更新日:2013/2/19
幼い頃から海外で働いていた祖父や世界をまたにかけて活動する演奏家の母など、海外のことを聞く機会が多かった著者。「日本だけが世界じゃない」という母の言葉に後押しされ、絵を勉強するために単身イタリアへ渡る。そして世界を渡り歩き、たくさんの外国人に出会い、あらためて日本の良さを再確認する。漫画『テルマエロマエ』の著者が描く、海外生活エッセイ。
海外渡航経験がない私。パスポート持っていません。すみません。なんだかきっかけがなくて。故に私の知る外国というのは、アメリカやフランスなどの映画で見られるようなメジャーな所ばかり。しかも映画の世界だし。だからこのエッセイに書かれていたイタリア、キューバ、ブラジルの話、あと現地の人々がどんな人たちなのかという話はとてもおもしろかった!! いやいや、当たり前だけど世界って広い。
でもこんな風に行ってみないとわからないことっていっぱいありますよね。うちの従妹はインドが大好きで現地で結婚相手まで見つけて結婚したんですが、彼女のするインド話はとてもおもしろかったです。インドの家族の写真を見せてくれたら、家族のみんなテレビや冷蔵庫などの家電製品と写真を撮ってる。不思議に思って「何でみんな家電と写真撮ってるの?」と聞いたら、「家電は裕福の象徴だし珍しいから」とのことでした。インド人って家電と写真撮るのかー、とかなり驚いた覚えがあります。冷蔵庫にしなだれるサリーを着た美人の写真は忘れられません。あと従妹が焼肉屋でバイトしていたことはインドの家族には絶対に秘密にしてました。牛を…ね。
海外物のエッセイって、海外の素晴らしいところを綴るものが多いけれど、これは結構「日本っていいなぁ」と思わせてくれるエッセイです。しかも、現在もなお海外に住んでいる著者だからこそ、中立的、客観的な視点で日本の良さを分析しているように思えます。著者の挿絵もとても楽しいです。
ちなみに私は最近『YOUは何しに日本へ?』というテレビ東京の番組にはまってます。空港で日本にやってきた外国人に滞在理由を聞いちゃう番組ですが、あの番組もこの本と同じように「日本っていいな」という気持ちにさせてくれますよね。ま、とりあえず私はパスポートを取ろ。
海外の話に触れる機会の多かった著者
絵がかわいくっておもしろいです
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縄文時代の土偶って今でいうフィギュア的存在なんですね…汗
トイレ文化においては日本は負けません