恐怖！ 暗黒の反面教師。授業料（利子）はトゴ！ （10日で5割）

みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。綺麗な身体の中國卓郎です。モチロン色々な意味で！ 『闇金ウシジマくん』ってタイトルを過去に何度か聞いた事がありました。そしてそれは大抵の場合「もうどうしようもない位に暗黒で救いがない状態」の比喩で用いられる事が多かったと記憶しとります。そんな知識…とも言えない単なる勝手なイメージしか持ち合わせてない状態でともかく読んでみました。

「ウシジマ“くん”…だと！？」まず何より最初に思ったのはソレです。なにが「くん」なものデスカ…「ウシジマさんチワッス！」と腹の底から声を振り絞ると同時に90度以上の鋭角な御辞儀が必須レベルな御姿じゃないすか！ 僕ぁてっきり子供向けな絵柄に見せかけて内容はダークな、例えるなら「心の隙間をお埋めします」が殺し文句のセールスマン的作品だと思っていました。

ところが実際は小細工なしの直球ど真ん中しかも剛速球な世界観じゃありませんか。でも、でも！ 顔に似合わず実は人情家な一面が…あるなら果たして顧客を「奴隷くん」と呼んだり、そんな彼や彼女に風俗店の斡旋や生命保険をかけるでしょうか！？

この作品が持つ黒さ＆暗さは軽々と自分の想像の上をイッテました。例えるなら「珈琲（ブラック）を飲む前に苦さを覚悟していたら実際にはそれ墨汁でした」みたいな！ もうホント、ウシジマさんてば超☆悪徳です！

しかし何事も上には上がいるもので…そんな、彼をも凌ぐ悪逆非道なヤカラと対峙した時には「ウシジマさん負けんな！ 超☆負けんな！」とか思っちゃったりしつつ、借金の怖さを「あ？ コレでもか！ オラどうだこのヤロー！」ってくらい“オーバー・キル”気味に教えてくれる歯応えバツグンの逸品です。どうか強くて正しい心を胸に秘めつつ読んでいただきたく思います。