円や株はどうなる? アベノミクスをやさしく解説!

公開日:2013/4/30

アベノミクス ― 竹中平蔵×高橋洋一 徹底対談!

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : KADOKAWA / 中経出版
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:BookLive!
著者名:竹中平蔵 価格:257円

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大胆な金融政策、機動的な財政出動、そして成長戦略。この3本の矢に支えられて、いまのところ上手くいっていそうなアベノミクスですが、「本当に景気はよくなるのか」とか「給料は上がるの?」とまだまだ信じられないと思っている方は多いでしょう。

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あるいは「円安はどこまですすむ?」「株はあがり続けるの?」「消費税上がる前に家を購入するけど住宅ローン、変動と固定とどっちがいいのか?」と具体的に悩んでいる方もいらっしゃると思います。

いずれにしても、デフレがよくないというのが、この本の著者、竹中先生、高橋先生の共通したご主張です。なぜ悪いかを少し解説しますと、デフレの状況下では、モノの値段も下がっていくのですが、給料も下がるわけです。しかし、例えば住宅ローンは下がらない。そうすると怖くて住宅ローンが組めないから住宅が売れない。企業にとっても同じことで、売上が下がって、利益が下がっている中で、銀行からお金を借りて設備投資はできないということになり、経済は停滞していきます。だから、2%くらいのインフレがいいというのがアベノミクスで、1本目の矢として、日銀の政策として取り組むことになりました。

先日ある大手企業経営者に話を伺うチャンスがありアベノミクスの感想をお伺いしたところ、3本の矢の中で、報道は1本目の大胆な金融政策に注目しているが、実は3本目の成長戦略、とりわけ規制緩和などが本当は一番大切なんだという話をされていました。日本はお金も人材も技術もあるのに、成長ができない。これをどうにかしたい。その対策として新しい経済特区構想などが議論されていますが、それをいかに実行するかが大切とのことでした。これからの日本経済の将来を占うアベノミクス。マクロ経済は少し難しいですが、やさしく書いてあるこの本で勉強してみませんか?


日本銀行の金融施策に対する批判など

対談を収録したものが本書です

大きく5つのトピックに分けています

ちょっと難しそうな経済学をやさしく解説しています
(C)竹中平蔵、高橋洋一/中経出版