【電子書籍アワード2013 ラノベ部門 1位】 神を倒して力を奪う、迫力満点な物語!
公開日:2013/5/5
“カンピオーネ”それは偉業を成し遂げた者の称号。神々を倒し、その力を自ら使役する人を“カンピオーネ”と呼ぶ。この物語は主人公である草薙護堂がカンピオーネとして活躍する姿が描かれています。物語の舞台は主に日本、時代も現代、しかしごく一部では魔術や神々が生き続けている世界観となっています。
第1巻では主人公がどうして神の力を手にいれたのか、周りの登場人物との出会いの場面が描かれていない、主人公が手にした他の能力など、不明な点がいくつかありますが、その不明な点が逆に読者の気になる! 続きが読みたい! というツボをおさえています。
この作品のいくつかある魅力のひとつに、主人公が強大な敵と戦う場面があります。神の力をその身に宿して戦う主人公と、対する魔術使いや神々。その戦闘シーンはまるでアクション漫画を読んでいる様なワクワク感と迫力があり、思わず食いついて読んでしまいました。普段は漫画しか読まない方でも楽しめるアクションシーンではないでしょうか。
戦闘シーンも魅力的なのですが、私が一番オススメのは、神々についての記述です。ゼウスやアテナなど、誰もが聞いたことはあるような神々が登場し、歴史的にこういう神だったのか! という発見があり、読書を楽しみながら学ぶこともできる一石二鳥な作品です。
2巻目以降どんな神が出てくるのか、1巻では分からなかった点がどのように明かされていくのか、今後の展開を追いかけていきたいです。
この少女が1巻の重要人物
神の力を使役し戦う迫力の戦闘シーン
神々の歴史を知ることもできる
(C)丈月城、集英社