関ジャニ大倉、桐谷美玲主演で映画化! 涙と感動のラブストーリー!
公開日:2013/7/2
“たとえばゆるい幸せが だらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ”
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの歌「ソラニン」の歌詞をふと思い出した。幸せはいつだってほんわかと温かい。穏やかな日々の中で私たちはふと永遠を信じてしまう。だが、永遠等ない。ふとした拍子で幸せな日々は崩れていく。どこで間違えたんだろうか。あの頃は良かったと思ってももう手遅れ。時の流れは残酷だ。
55万部売り上げられ、感動のラブストーリーとして話題となった『100回泣くこと』は、関ジャニ∞大倉忠義、桐谷美玲主演で現在公開中の映画の原作だ。映画は本作をアレンジしたもので筋が少し異なっているため、既に映画を見た人も、本作との違いを楽しめるだろう。
社会人4年目。忙しいながらも仕事に慣れてきたある日、実家で飼っていた愛犬のブックが危篤だという連絡を受ける。ブックがバイクのエンジン音が好きだったことを思い出し、主人公は久しく乗っていなかったバイクを交際3年目の彼女と修理することにした。阿吽の呼吸で進んでいくバイクの分解作業。自分のことを何でも理解してくれる彼女に彼は思わずプロポーズをし、1年間結婚の練習として同棲生活がスタートした。バイクの修理も完了し、ブックも一命を取り留め、主人公も彼女も、こんな幸せがずっと続いていくと思っていたのだが……。
前半の主人公と彼女のやり取りが微笑ましいため、本を読み進める程に後半の展開に胸が締め付けられていく。タイトル通り、涙なしでは読むことが出来ない1冊だ。
愛犬ブックが危篤らしい
ブックはバイクのエンジン音が好きだった。バイクを修理することを提案する彼女
交際3年目の彼女へのプロポーズ
結婚生活の練習として同棲生活をスタートする2人
幸せな時を過ごしていた2人に立ちこめる暗雲。この後の展開に涙すること間違いなし!