死ねない。人権もない。人間「亜種」ケイの明日はどっちだ!?

更新日:2013/7/11

亜人(1)

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:三浦追儺 価格:540円

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みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。哺乳類霊長目ヒト科ヒト族…要するにニンゲンの中國卓郎です。我々は人種の違いこそあれどニンゲンはニンゲンです。そして霊長類の頂点にして唯一無二なる存在でありそれがニンゲンだもの! ところが17年前、アフリカにてニンゲンの亜種が確認され「亜人」と呼ばれる様になる…ってのが本作の根幹をなす設定であり、これは導入部で語られています。

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この亜人、世界で46体(うち日本では2体)が確認されており最大の特徴は死なないって事!そう不死身らしいのです。で、46「体」とか「確認」とかってやたら言葉にトゲがあると言うか冷たく聞こえるのは人類が亜人をニンゲンと思っていないからなのです。まぁヒトにアラザル存在がゲテモノ扱いされ迫害を受けるってのはいつの時代どの国の作品でも言わばオヤクソクでありましょう…

高校生の永井圭は交通事故から一瞬で蘇生した事により47番目の亜人である事が判明します。彼の逃亡劇は理不尽にそして突然、幕を開けるのです。親友カイ、対亜人の政府機関、そして亜人と思われる「帽子の男」など様々な人物がそれぞれの思惑を持って動いていますが、このレビュー時点では2巻迄しか刊行されていない為まだまだ謎だらけ。これがもう非常に気になるったらない訳です!

亜人とはナンゾヤ? って根本的部分はもちろんの事、登場人物の敵味方判別…どころか善悪の判別すら多くはまだ判らない状態なのです。つまりコレは今が作品としてイチバン良い時期なんじゃないかなと! 巻数的にも読み始めるには丁度良いと思いますし、なにより今後一層の「話題作」になるニオイのする作品です。つまり買い時にして読み時! 即ちオススメ! って事であります。


「あたりまえだろ?」…ゾッとします

人間じゃないから人体実験ではない! って…いや…あの

子供の頃こんなの見たら絶対トラウマもんです

「中村慎也事件」!? その片鱗はFILE:0として2巻巻末に
(C)三浦追儺、桜井画門/講談社