一度読んだらクセになる、トホホなお化けたちとの同居生活!

公開日:2011/10/1

ぼくと姉とオバケたち1

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 竹書房
ジャンル:コミック 購入元:電子貸本Renta!
著者名:押切蓮介 価格:105円

※最新の価格はストアでご確認ください。

子どもの頃、『アダムス・ファミリー』や『怪物くん』に出てくるような、お化け屋敷に住んでみたいと思ったことはありませんか?

あるある、と答えたあなた(同志ですね!)に是非オススメしたいのがこの作品。10代の姉弟とお化けたちとの一軒家での共同生活を描いた、ギャグホラー4コマ『ぼくと姉とオバケたち』です。

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舞台となっている家(墓場の跡地に建っているらしい)には、幽霊はもちろんなぜかカッパまで、数え切れないほどのお化けが棲みついています。四六時中、あの手この手でちょっかいを出してくるお化けたちのせいで、主人公の男子高校生・マサルはいつも大絶叫するハメに。気の抜けない毎日を送っています。

一方の姉は怖いもの知らず。幽霊をクーラーやつけもの石代わりに使ったり、お婆さんの幽霊にゲームのレベル上げをさせたりと、非道なふるまいでお化けたちを怯えさせます。可哀相に…。この作品で描かれるお化けは、怖いのに、妙に間が抜けていて、どこか人間くさい(?)のが大きな特徴。読んでいるうちに、間抜けでトホホなお化けたちにじわじわ愛着がわいてくることでしょう。

お化けと姉弟のかけひきに大笑いできて、「お化け目線」で共感もできるという奇特な4コマ作品。一度読んだらきっとクセになる、ほのぼの系ホラーなのです。


キャラクター紹介。このほかにも数え切れないほどの個性派お化けが登場します

トイレになぜか棲みついているカッパ。うーむ、愛らしい

幽霊に背中を流させ、つけもの石代わりにし…。お姉さんは強い

「リバーサイドレストラン」=「うらめしや」。バカバカしいけど笑いました

わが偏愛の一コマ。シャボン玉を飛ばす幽霊さん。もちろん横長画面表示、拡大もできますよ