『路地恋花』の麻生みこと最新作! 海辺の民宿に泊まる人々の心の交流

公開日:2013/8/26

海月と私(1)

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:麻生みこと 価格:540円

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仲居の千代さん(82)が亡くなったため、急遽出した民宿の求人(住み込み可)に応募してきたのは、若くて美人の女の子。「君みたいな子が働くような場所じゃない」という民宿の主人に、女は「この海の近くで働きたい」と言う。温泉もなく海しかないかなり辺鄙な場所にある民宿には、訳ありの客たちばかり。そんな訳あり客にどうしてもおせっかいを焼いてしまう女。それに主人も巻き込まれ…。海辺の民宿での人々の心の交流を描いた作品。

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海はあるだけで癒しになるし、小説や漫画も海辺の物語はそれだけで絵になる。今放送してる月9のドラマ『サマーヌード』も、海の家が舞台で、みんなかわいくて明るくて青春していていいな~という感じ。でも、この漫画に出てくる海は、そんな青春まっさかりの海とはちょっと一味違います。海っぽさはあまり感じられない古い民宿に、少し枯れている(けどちょっと男前な)民宿の主人、客は何やら訳ありな人ばかりで、バイトにきた女の子も黒髪の色白美人であまり海っぽくない雰囲気。砂浜じゃなくて断崖絶壁だし、火サスのエンディングに出てきそう。そんな私の想像する海辺の物語とは色合いがちょっと違ったけれど、こういう海の物語もたまにはいいかもです。


若くはないけど、イケメンな民宿主人

やってきた美しいバイトの女

海の音って、よく眠れますよね

この2人が今後どうなっていくのかも気になります
(C)麻生みこと/講談社