小中高大一貫で特別開講された「黒組」で繰り広げられるのはなんと暗殺劇

ゲーム性がある学園モノコミックが人気です。本作は、根強い人気を集める、高河ゆん原作。暗殺対象と暗殺者たちが学園という閉鎖空間で駆け引きをする、ゲーム性あふれるアクション学園コミックです。

小中高大一貫教育のミョウジョウ学園。1学年は5クラスで、赤、白、青、黄、緑組から成りますが、“特別な時期”にだけ「黒組」が開講されます。本作の舞台は、この黒組。クラスに集うのは、13人の女子。その実態は…1人の暗殺対象と、12人の暗殺者。主人公の東兎角（あずま・とかく）は、“特別な教育”を施す私立17学園から、学校推薦の優秀生徒として、「ターゲットの暗殺」という任務を受けてミョウジョウ学園に潜伏。表向きは級友という他の暗殺者に先駆けて、ことを成さなければなりません。

ひとクセもふたクセもある、やっかいな“級友”たちに先を越されないように、どのようにしてターゲットを見つけ、任務を遂行するのか。スリリングな駆け引きが魅力。東はナイフを得物としており、出身校である私立17学園で他の生徒に恐れられる腕前ですが、黒組の面々もまた情報通、素手での格闘を好む者など、スペシャリストぞろい。暗殺者として致命的な欠陥を抱える東を追い込みます。

やがて、黒組でターゲットの正体が知れ渡るとき、心に傷を持つ東は、ターゲットの暗殺者として牙をむくのか、それとも守護者として他の11人と対峙するのかが迫られます。

意味深でスタイリッシュなセリフと、めくるめく変化していく関係性、そして、南方純による流麗でみずみずしく、冷たいようでどこか儚さを感じさせる細線な絵が、ドラマに引き込みます。

2014年、テレビアニメ開始予定。