良品計画V字回復の経営手法を松井会長が公開!

公開日:2013/9/21

無印良品は、仕組みが9割 ― 仕事はシンプルにやりなさい

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : KADOKAWA
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:松井忠三 価格:1,512円

※最新の価格はストアでご確認ください。

テレビ東京系列のカンブリア宮殿に登場した良品計画の松井会長。村上龍氏は放映後の感想で、「松井会長がソ連の大統領だったら、いまだに社会主義は崩壊していないかもしれない」と過激なコメントを寄せていました。

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松井会長は、もともとスーパーの西友に入社。上司に媚を売らず、正しいことは正しいというタイプだったので、サラリーマンとしては煙たがられ、良品計画に左遷されました。しかしそこから能力を発揮。2001年に良品計画の社長になると、ムジグラムという店舗の陳列、接客、清掃、経理などすべての面でマニュアルを作って、それまでばらばらだった店舗作りを、どこの店にいっても変わらないよう標準化して、赤字から急速に業績を立て直しました。全13冊、2000ページにおよぶマニュアルの基本概念を公開したのが本書。

マニュアルというと固いイメージがありますが、村上龍氏によると反主流化=松井会長による「標準化」。つまり、単なるつまらないマニュアルではないということです。そこには、現場の知恵を逃がさない方法、新入社員でもわかるマニュアル、マニュアルで人材育成など単なるマニュアルを超えています。そして、何、なぜ、いつ、誰が、を常に問いかけ、説明することによって、仕事の納得感やスピード感をあげています。

後半では、松井会長の経営の哲学や手法、たとえば、知恵は他社からかりる、反対勢力はゆでガエル状態で染めていく、幹部は3年間固定せよ、迷ったときは難しいほうを選ぶなどが紹介されています。

松井会長は、努力をしているのに結果がでない会社や人に向けて元気になってもらうためにノウハウを公開してこの本を書いたとおっしゃっています。松井会長流経営の極意を勉強して元気になりましょう!


努力を結果に反映させること。これが一番難しい

良品計画の仕組みを公開!

標準化が9割、あとの1割がクリエイティブ

仕組みをつくること、そして社員のモチベーションを上げることを同時に実現!