説明不要! 鬼才・漫☆画太郎による癒やしの「いないいないばあ」ブック

公開日:2013/10/15

わらってごらん

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 集英社
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:漫☆画太郎 価格:400円

※最新の価格はストアでご確認ください。

泣き止まない赤ちゃんがいる。そんな時、「いないいないばあ」をする。さて、「いないいないばあ」は、自己と他者の違いがわかる6か月くらいから有効だとされますが、なぜこれによって赤ちゃんは泣き止み、笑うのでしょうか。それは、知った顔が一瞬隠される不安の後に、再び現れる顔を見たときの安堵、つまり癒やしの感情からやってくるそうです。そして、もう少し年齢が上がると、隠して再び出現させる時の意外性ある表情に興奮し、笑うようになります。

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とすると、「いないいないばあギャグコミック」ともいえる本作は、赤ちゃんから楽しめることになります。ワイドレンジ!

誰もが知る鬼才・漫☆画太郎先生による本作の構成は、非常にシンプル。

(1)おじさん・おばさん・おじいさん・おばあさん、いずれかの顔がドアップ
(2)デカ文字で「そんなかお にあいませんよ さあわらって」
(3)イイ感じの顔
(4)デカ文字で「そう そのほうがいい」

この繰り返し。
もちろん、(3)が癒されドコロです。あ、前述で赤ちゃんから楽しめるとしましたが、後半にいくほど(1)と(3)がかけ離れ、にらめっこバトルのような展開になっていくので、もしかしたら同一人物だと認識できず、不安が増大して大泣きしまうかもしれません。オトナが見ると、「これほど顔が改変されているのに同一人物だと認識させるなんて、さすが鬼才!」と感嘆することでしょう。

ちなみに、紙の本は画集なみにデカいサイズのようですが、電子版ではかさばらずどこへでも持っていけるのがメリットですね。例えば、傷心ひとり旅のお供などにオススメ。ピンチインで、さらに癒やしの顔面に寄って、あのコのことなんて早く忘れてしまいましょう。

1日1分、1週間読んだだけで10キロのダイエットに成功した例もあるそうですよ! そして、赤ちゃんを泣き止ませるのにも。アニメ化の予定がないのが不思議です。


しょんぼりおじさんが…

「いないいないばあ」するよー

はい安堵。癒されるー

泣く子も笑顔に

魅力的なオトナの顔変化が盛りだくさん

ここらへんまでくると、にらめっこバトル。自分のタイミングでページをめくって、どうぞ
(C)漫☆画太郎/集英社