パンダの値段は? トヨタやフェイスブックの企業価値は?
更新日:2013/10/24
パンダをいくらで買いますか? ― ストーリーで学ぶファイナンスの基礎知識
ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader | 発売元 : 日経BP社 |
ジャンル:ビジネス・社会・経済 | 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy |
著者名:野口真人 | 価格:1,512円 |
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金利1%の時に、現在の99万99円と1年後の100万円は同じ価値?
と言われたらどうでしょうか。銀行に99万99円預金で預けて、仮に金利が1%だったら1年後に100万円になっているかどうかということです。これは計算していただければいいのですが、実は答えは同じ価値です。このように、ファイナンスの世界には価値の考え方があります。ものやサービスの値段がどう決まるかについては、ファイナンスの中でもバリュエーションと呼ばれる手法が使われます。
金融機関にいた人や経理部や財務部にいた人以外で、「私はファイナンスが得意だ」という人は少ないでしょう。MBAを出ている人でもそこは避けて通ったとか、私の専門はマーケティングだからとか人事だからと、ファイナンスは不得意という人が多いのです。しかし、企業をマネジメントするにあたって、避けて通れないのが、企業価値。いかに企業価値を上げることがマネジメントの役割だとしたら、会社の価値とかファイナンス、バリュエーションなどの概念や意味を分かっていなければ、事業の価値は語れません。
本書では、専門用語が並ぶ一見難しくとっつきにくいファイナンスの世界を、パンダを買ったらその価値はいくらになるかという事例を考えることによってやさしく解説しています。現在価値というのは、通常のお金の感覚とは違うので最初は難しく感じますが、一度理解してしまうと、ずっとその概念は使えます。ビジネスだけでなく、NISA(ニーサ=少額投資非課税制度)をきっかけに株式に投資しようとしている方も、知っておいて損はありません! ファイナンスの中でもバリュエーションをやさしく理解したい方におすすめです。
ファイナンスの世界の入り口です
パンダや金のガチョウが並んでいますがファイナンスの話です
会社の価値を理解する!
モノの値段の決まり方とは