もうしゃべらなくてもいい? 口下手の一文で1000人が動くSNS!

公開日:2013/12/23

SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術

ハード : iPhone/iPad/Android 発売元 : サンマーク出版
ジャンル: 購入元:Kindleストア
著者名:樺沢紫苑 価格:※ストアでご確認ください

※最新の価格はストアでご確認ください。

いまや、SNSを使っていない人はいないのでは? 会話の中には「昨日のツイッターでさー」など、コミュニケーションツールとして、もうなくてはならないものになっています。また、“SNS疲れ”なんて言葉が生まれるほど、とても影響力のあるツールです。1つのツイートが一瞬で1000人、2000人の目に触れ、心を動かすこともできます。しかし、そういった目線で文章を工夫している人は一体何人いるのでしょうか…

advertisement

私も特に勉強するものではないと思っていましたが、レビューを書くにあたって一歩を踏み出してみたのです。すると、目からウロコとはこのことだと感心するばかり。皆さんも“受け身のSNS”から“攻めのSNS”への変化を感じられるはずです。

著者は購読者5万人を抱える、精神科医の樺沢紫苑さんです。樺沢さんいわくソーシャルメディアは「社会である」と。見ているのは仲の良い10人ぐらいだと思いきや、このレビューだって1000人、10000人が見ることが可能な情報なのです。まさに公園と変わりないのです。公園であなたは裸になりますか? みんなの前で悪口を話しますか? 基本ではありますがそこをしっかりと意識しなくてはならないのです。ツイッター炎上などその点を意識できていないのが原因ではないかと思います。では、その「社会」のなかでどのような1文を書ければ1000人を味方につけることができるのでしょうか?

まずは、日頃SNSでどのような目的で記事を見ているのかを分析することが大切です。樺沢さんは「情報収集」と「交流」と分析し、「ニーズ」を捉えることが大事といいます。たしかにそうですよね。たとえば、好きなアイドルの膨大な情報を自分で調べるのは大変ですがSNSを見ることで思わぬ情報に出くわしてラッキー! なんてことありませんか?

このように「ニーズ」を捉えた情報を濃くそしてたくさん発信し、相手を思いやった交流が大切です。なので、まずは書くときに、これは「ニーズ」をとらえているかな? なんてライターになった気分で考えるといいかもしれないですね!

でも「ニーズ」なんてわからない。そんな時の対策は「誰か一人をイメージして文章を書く!」です。

え! ひとりより多くの人を意識したほうがいいに決まっていると思うかもしれないですよね。でも、1000人の心にすべて刺さる文章なんてあるのでしょうか? 内容が薄くなり誰にも届かない文章になってしまったら本末転倒。それならば、ひとりに必ず伝わる文章のほうが良くないでしょうか? ひとりの読者を喜ばせる文章を書くことが結果として1000人を喜ばせることにつながるのです。Yahoo! 知恵袋をイメージしてみてください。ひとりの悩みなのに私と同じだ! と感じたことありませんか? このようにより深く読者をイメージすることが大切なのです。私もこの文章はアナウンサーを目指している口下手な後輩をイメージして書いています。

このほかにもFacebookで「絶対に喜ばれるコメント」の方法やブログでの「誤字をなくす秘策」また自分の書き込みから「ニーズを分析する方法・オススメ無料サービス」など、これからさらに増えるであろうSNSの教科書になること間違いなしです。ぜひより多くの人に喜ばれる1文を発信していってください。