織田信長の転生者が銃能力を手に宇宙怪獣を撃つ。王道SFアクションここに見参!

更新日:2014/1/30

ノブナガン(1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : アース・スター エンターテイメント
ジャンル:コミック 購入元:BOOK☆WALKER
著者名:久正人 価格:625円

※最新の価格はストアでご確認ください。

ガンジー、ニュートン、ガリレオ・ガリレイ、切り裂きジャックに織田信長! 歴史上の偉人の記憶を受け継ぐ戦士たちが、特殊能力で宇宙怪獣と丁々発止の戦闘を繰り広げる、という話の『ノブナガン』。随所に盛り込まれたミリタリーネタや、地球生物の進化をかたどった宇宙怪獣たちの造形など、少年の心をくすぐる要素が満載です。恐竜図鑑を見てワクワクするタイプの方はきっと、巻末についてくる『進化侵略体大図鑑』でワクワクすること間違いなし。2014年冬アニメとして現在絶賛放映中!

話の始まりは2013年。小椋しお(おぐら しお)は団体行動がどうにも苦手な、ごくごく普通の女子高生。彼女が高校の修学旅行で台湾に来ていた時に物語が幕をあけます。突如現れた四足歩行の謎の化物(進化侵略体)と戦う台湾軍の航空機や戦車。けれど攻撃はどれも通らず、人々は逃げ惑うばかり。しおは自分にも気さくに話しかけてくれた友人の安否を気遣い、侵略体に接近することも厭わず単身救出に。

advertisement

同時刻、侵略体を唯一撃退できる特殊能力者「E遺伝子(イー・ジーン)ホルダー」が到着。侵略体を圧倒しますが、不意打ちにやられ一転ピンチに。やっとのことで友人のもとにたどり着いたしおは、気を失った友人が侵略体に囲まれている危機的状況を見て能力覚醒させます。能力は銃。まともな訓練も積んでいない覚醒したてのヒヨっ子ホルダーは、果たしてどうやってこの危機的状況を凌ぐのか…というのが、1話のお話。

この侵略体と戦える「E遺伝子ホルダー」は、自然に発生したものではありません。すべて、この時のために前々から準備していたものがいたのです。それが、進化侵略体に故郷を滅ぼされた土偶型宇宙人。本当にうさぎのような土偶です。私には土偶萌えの属性はなかったはずなのに、この土偶さん、可愛く見えてくるのはなぜなのでしょう。耳か。ウサギっぽくみえる耳のせいなのか!? ちらほらと腹黒そうな匂いも漂う土偶さん、だがそこが良い。織田信長の戦術センスを受け継いだしおの活躍が楽しみなのはもちろん、土偶さんの名前や過去が明らかになる日が来ることをひたすら楽しみに待機しております。


しゃべる土偶と織田信長の邂逅という不思議な夢を見る小椋しお。それは物語の開幕を告げていた

団体行動が苦手なしおは、クラス内でも浮いていた。そんなしおにも気さくに話しかけてくれる浅尾は、しおにとってはとても大切な友人

侵略体襲来! 平凡な日常が終わった瞬間。人類の必死の応戦も虚しく現代兵器では手も足もでず…

友の危機に銃を手に取る。戦う理由はそれで十分。覚悟を決めたしおの瞳と、不敵に笑う信長の表情の対比が面白い