この主人公、引きこもり。ただし可愛い女の子に限る
更新日:2014/2/18
『こもりちゃんはヤる気を出せ』は別冊少年マガジンで連載されている”ひきこもり幼女系”四コママンガだ。
こもりちゃんは小学3年生の女の子。だが学校には行かず、家の中で悠々自適なオタクライフを送る。2次元をこよなく愛し、ネットやゲームに詳しい。
こもりちゃんは、大学生のコウタと2人暮らしだ。超絶めんどくさがりで、人見知りのこもりちゃんはいつもコウタを困らせている。他にも、アパートの大家さんはいつも武装しているし、お隣にすんでいるアキちゃんは爆乳で大人しいが、コウタに想いを寄せるばかりに結構変態なことを考えている。
こもりちゃんは、プロレベルのひきこもり属性である。人と目を合わせることができないから外に出るのが恐ろしい。意地でも出ない。だからといって内気な女の子かといえば違う。部屋の中では、自分の体を動かすのが面倒くさすぎて、他人をうまく使って物事を処理してしまう。不都合を人のせいにしたりする。
そんなこもりちゃんにも可愛いところはある。たとえばお面をつけていれば、人の目線を気にしなくていいから近所のガキどもに偉く振る舞えるといったところや、普段のゲスい発言から一転して、ストレートな下ネタには、(子ども心には)恐いからやめろと泣いて拒絶したりする。こもりちゃんはそんなギャップも持っている。
引きこもりというのはネットの世界でのびのびしていると思われがちだが、身分を明かすと案外ネットでも「働け」などとディスられるものだ。そんな孤独を感じている引きこもりの諸君には「美幼女がクソな引きこもり生活をしているマンガ」というのは心を癒す存在になるんじゃなかろうか。これが「ただし美幼女に限る」という条件をはらんでいるということは、見て見ぬふりをしたいところだ。
こもりちゃんが「引きこもりになった理由」については、何かシリアスな事情が隠されている、と匂わせる描写もあるのだが、それは本編ではまだはっきりとされていない。お家にいるのが大好きな諸君は、このマンガで「こもりよりは頑張ろう」と思うか、はたまた「やっぱ俺も外でなくていいや」と安心するか…ぜひ読んで決めてほしい。
絶賛引きこもり中のこもりちゃんは今日も何かと戦っている…
真の面倒くさがりは、泣くのさえ面倒くさい!
ネットの中では向かうところ敵ナシのこもりちゃん
なぜか大家さんが超コワイこのアパート…