気づけば全巻買い! 赤い片瞳のツンデレ大学生が心霊事件を解き明かす
公開日:2011/10/15
やー、電子書籍怖い。だって読み終わったらその場で続き、買えちゃうんだもん。電子になってる6冊分、一気に読んじゃいました。あわわ。クレジットの請求怖い。だってこの小説ずるいよ! 八雲の過去が気になって、ずるずる読んじゃうんですよ! しかも読んでるうちにサブキャラとかにも感情移入して、3巻あたり読むころには引き返せなくなってるんだもん! きーっっ。
心霊探偵という名のとおり、幽霊が見える大学生・八雲のもとに持ち込まれる幽霊がらみの事件を解決していくこのシリーズ、単なるミステリーというだけでなく、幽霊が見える赤い片瞳を持つ八雲のツンデレっぷり(とそれをほぐしていく無邪気な晴香との関係)などのキャラクター性(さすが角川!)、そして事件の陰に見え隠れする「赤の両瞳をもつ男」と八雲の因縁、八雲の過去…といった心くすぐられる要素が満載です。
1巻の終わりから思わせぶりに終わるので、「えっ、その真相は?」と2巻を読み、そこから続く小出しの連続にますます心かき乱され、知らないうちに小説の世界にどっぷりつかっているという。
ええ、買いましたとも。電子化していない残りの文庫本も!
本屋に走っちゃったよーちくしょー。
というわけで、「しまった全部買っちゃった」の覚悟をお持ちの方だけお読みください(笑)。ハマるぞ~。
ちなみに、「なんか昔、深夜にミッチー主演でドラマ化してたなぁ…」と思っていたらそれは『ミステリー民俗学者 八雲樹』という全然違う漫画でした。「みっちー、大学生役やってたんだ、がんばったなぁ」なんて見当はずれなこと思ってたよ! おかしいと思った!
人間、そんなふうに思い違い、思い込みはよくあること。それを解きほぐし真相にたどりつくのがミステリーの醍醐味というものですよね☆ ネットで検索してみたら、同じ勘違いをしている人はいて、ちょっとほっとしました。そしてついでに、そちらも読んでしまったというね。ネット怖いわー。
機能は多くないですが、ベーシックなものはそろってます。照明調節できるので、もう少し明るくてもいいかも? 目次にすぐ戻れるのは便利
プロローグで、左瞳の赤い赤ん坊が背負うものを予感させます
最初は八雲を超能力者と思い、事件をもちこんだ晴香。この二人のかけあい、癖になります