これであなたも幽霊博士に!? 幽霊目撃のデータベースを電子書籍で持ち歩こう!

公開日:2011/9/6

日本怪談集 幽霊篇

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : インタープレイ
ジャンル:教養・人文・歴史 購入元:eBookJapan
著者名:今野圓輔 価格:648円

※最新の価格はストアでご確認ください。

幽霊が出た! そんな時には迷わずiPhoneまたはiPadを取り出しましょう。そしてこの『日本怪談集 幽霊篇』をダウンロードすることをお薦めします。
  
本書は民俗学者であった著者が、古今のさまざまな文献から、幽霊の目撃談ばかりを丹念に収集し、テーマ別に配列した「日本初の〝幽霊体験資料集〟」です。
  
いうなれば幽霊の一大データベース。

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古典文学から新聞・雑誌記事にいたるまで、膨大な数の資料をあたって幽霊の目撃談を拾い出した、きわめて資料的価値の高い一冊です。「人魂考」「生霊の遊離」「浮かばれざる霊」「親しき幽霊」などのテーマに沿って紹介される体験談は、読み物としても面白さ充分。短めの記事がほとんどなので、ちょっとした空き時間に読むにはもってこいでしょう。
  
個人的には、さっと通読してしまうより、折にふれてちびちびと拾い読みする方がより楽しめるような気がします。昭和44年に刊行された本書ですが、意外にも電子書籍と相性がいいのかもしれません。
  
21世紀の今日でも、幽霊の噂は決して絶えることがありません。なぜ我々は幽霊を目撃し、その体験談を語ろうとするのか。幽霊とは一体何なのか。そうした問題について、この不朽の名著を足がかりに、じっくり考えてみるのも一興でしょう。
  
あなたが熟考している間に、幽霊はしびれを切らして、きっとどこかに消えてしまっているはずです。

目次より。テーマに沿ってさまざまな幽霊体験談が収められている

目次その2。気になる所からどんどん読んでいってOK

各章の扉ページの幽霊画がなかなかいい味を出してます

東京新聞に掲載された体験談。体験したのはなんとミステリー作家の結城昌治氏!

もちろんしおり機能つき。貴重な資料をポケットサイズで! (C)佐藤富雄/インタープレイ