世間の常識や価値観に振り回されるな! 自分の尺度で生きる術は「読書」で身に付く

更新日:2011/9/5

空気を読むな、本を読め。

ハード : iPhone 発売元 : KOSAIDO
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:800円

※最新の価格はストアでご確認ください。

月間100万ページビューを誇る「404 Blog Not Found」というブログをご存知でしょうか?
  
私は数年前からブックマークをしています。ビジネス書や小説など様々なジャンルの書評を中心に書いている小飼弾氏のブログです。投資家、プログラマー、書評家など様々な肩書きを持っていますが、何といっても読書量は凄まじく、幼少期のエピソードとして読んだ本を1日に50冊を切ると「今日は本を読まなかった」という感覚になるほどだったとか。

advertisement

私が小飼氏のblogをブックマークしたのは巷にあふれるビジネス書の「本のソムリエ」的blogとしてでした。小飼氏が勧める本、書評を読んで興味惹かれるものを買っては「やっぱり正解だった」と、小飼氏に遠く感謝していたものです。もちろん今でもblogを拝見しております。
  
本書は読書家・小飼弾氏の「読書法のすべて」です。もちろん、最初から小飼氏のように1日50冊なんて無理ですが、今まで以上に「本を読みたい!」と、感じました。
  
小飼氏は本書でこう語っています。
  
本を読むことは、「~しなければならない」という仕事のような義務でもなんでもない。「~できればいい」という類のひとつであり、快楽でもあります。
  
そうして読書で得た知識や知恵、発想法、倫理力は、自然とあなたの力になるのです。
  
私は、これまでそんな風に考えて本を読んできたかな? と改めて考えてみました、やっぱり少しでも自分の血肉となっていると思います。ビジネス書やハウツー本だけでなく、小学校、中学校でハマった小説やマンガも、もちろん同じ。
  
オススメの本の読み方として、とことん「引きこもって」本を読むことや、「読書しりとり」などを勧めています。「読書しりとり」とは、本を読んでいると参考文献などが出てくるので、次はその参考文献を読む、といった具合に読んでいる本から芋づる式に関連本を読んでいくことです。このような読み方はしたことがないのですが、ちょっと面白そうです。
  
また、フィクションの読書は「旅」。だから時間があるときにこそ「物語型」の本をじっくり読む。逆にノンフィクションは「速く」読むことだそうです。本の全体を目次で把握して、知らない部分、興味ある部分を拾い読みでOKなんだそうです。また、良いノンフィクションはスピーディに読破できるのだそうです。
  
そういえば、この本も私はとっても読みやすく、スピーディに読めましたよ! さすがですね。
  
読書法を「しりとり」「旅」「引きこもり」などおもしろいキーワードを交えていますが、指南する読書法はとても単純で分かりやすいです。「読書」は遊びなのです。 本書の言葉を借りれば「晴耕雨読」です。

「読書」は自分勝手な行為。そんな本を読むか、どんなスピードで読むのか自分次第。だからこそ、一番贅沢な時間を楽しく「遊び」の感覚で読書を楽しみましょう

読書量と収入は大きく関係しているそうです。う~ん、私はまだまだ足りないですね

理想ですよね、仕事2割で、あとは遊びの時間。でも実現可能なんです。それは自分次第なんだそうです