ホリエモンの宇宙事業提案書
更新日:2013/8/5
ホリエモンの宇宙論
ハード : PC/iPhone/iPad/Android | 発売元 : 講談社 |
ジャンル:ビジネス・社会・経済 | 購入元:eBookJapan |
著者名:堀江貴文 | 価格:1,080円 |
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御存知ホリエモンことライブドア元代表取締役社長・堀江貴文による、彼の宇宙事業への想いが語られた本である。
彼によれば、小型探査機「はやぶさ」帰還に国中が湧き立つ一方で、実際には日本の宇宙事業は停滞しているという。停滞の原因は、宇宙開発が未だ公共事業になっているからだという。故に、早く公共事業から民間事業へ引継ぎ、民間のお金でビジネスを展開していく必要性を説いている。
著者が、民間でのビジネスが可能だと思い立った理由が実に興味深い。
それにはTBSの社員であり、ジャーナリストとしてソ連のバイコヌール宇宙基地より宇宙船ソユーズTM-11で宇宙に行った秋山豊寛の存在があった。民間人が初めて商業宇宙飛行を利用した経緯から、運賃を払えば宇宙旅行へ行ける、というビジネスモデルの発想に至ったわけである。そして他にも著者は「衛星の代理打ち上げ」「宇宙実験」「宇宙観光弾道旅行」などを例に挙げ、宇宙でのビジネスを具体的に提案している。
鉄道をはじめ、どんな業界でも当初は政府主導で進められるが、その国力を拡大、継続させるには必ず民間企業の参入が必要である。宇宙産業も、多くの民間企業の参入時期を迎えているのかもしれない。
ではなぜ、これほどまでに著者が宇宙へ目指すのか?
地球から宇宙へのハードルを越えれば、その先には地上での発想とは違う未来が開けるに違いないと著者はいう。やはりユニークな実業家である著者らしい発想である。
宇宙事業の停滞の原因を語る
全世界に衝撃を与えたスプートニク
スペースシャトル「チャレンジャー」の事故
民間の力で打ち上げたファルコン
あのヴァージングループ創設者も宇宙事業に乗り出している
大学研究室が開発した人工衛星 (C)堀江貴文/講談社