一番人気のケータイ小説、「王様ゲーム」をコミックで読む!

更新日:2011/9/12

【割引版】王様ゲーム (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 双葉社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:連打一人原作 価格:100円

※最新の価格はストアでご確認ください。

「王様ゲーム」はモバゲータウンでもの凄い閲覧数を記録したケータイ小説。
  
あまりの人気で、この秋には映画化も決定しているとか。こちらはその作品のコミック版。

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ある高校のクラス全員に届いた”王様”からの命令メール。その命令に24時間以内に従わなければ罰を与えられる、という。最初の内は面白半分で命令に従っていた生徒たちだが、その内容は次第にエスカレート。従わなかった生徒2人の不審死を皮切りに、クラスメイトたちが次々と死んでいく…。
  
まず、「ケータイ小説」というジャンルが非常に苦手である(^^;)。
  
食わず嫌いはよくない、ということで、いくつかの作品にチャレンジしてみたのだけど、残念ながら感銘を受けた作品は皆無。これはもう感覚の問題で、おそらくこれから先もケータイ小説から影響を受ける事はない、と断言する。
  
だからこの作品に”コミック版”という形で出会えたのは幸せだったのかもしれない。よく考えてみるとかなり荒唐無稽でハチャメチャなストーリーが、コミックになったことでかなりスッキリ整理されている。DEATH NOTEの頃の小畑健を彷彿とさせる連打一人の作画が、緊迫感・臨場感に拍車を掛けているし、男の子はよりカッコ良く、女の子はより可愛く丁寧に書いているのも非常に良い。テキストだけで読んでいたら、絶対にこのイメージは持てなかった、と思う。
  
電子書籍、通常のコミック共に、現在第2巻までのリリース。
  
先が非常に気になってしまったので、数年振りにモバゲーにアクセスし、ちょっと先まで読んでみたのだが、やはりコミック版のようなドキドキは感じられず(^^;)。
  
反則しないでコミック版の3巻を待ちましょう、ってことなんだろうな、きっと。

iPad横モードの扉見開き。グレースケールで表現される肌色がナイス!

全体的にすっきりした絵だが、中にはちゃんとサイコホラー調の場面も

第二巻のあらすじ紹介画面。途中から読んでも展開が解るように配慮されている

女子高生が今風。ホラーテイストなのに、ちゃんと可愛く書いてるところが凄く良い (C)金沢伸明・連打一人/双葉社