時には急がずにじっくり言葉と向き合ってみたい。子どもにも伝えていきたい日本語集

更新日:2011/9/5

死語にしたくない美しい日本語

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 :
ジャンル:教養・人文・歴史 購入元:電子貸本Renta!
著者名:日本語倶楽部 価格:315円

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「頬に紅葉を散らす」時代はすっかり昔のことですが、今はかけっこで一番になったと「小鼻をうごめかし(す)」ながら保育園の様子を話す子どもを見守りながら「這えば立て立てば歩めの親心」。

 
ちょっと無理があるかもしれませんが、この書籍の言葉を使って書いてみました。

 
「頬に紅葉を散らす」は若く初々しい少女の様子を表し、「小鼻をうごめかす」は小鼻をぴくぴくと動くさまから、自慢したり、得意げになっている様子を表し、「這えば立て立てば歩めの親心」は子どもの成長を見守る親の気持ちを表現しています。

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単に「若い時代は過ぎましたが、今は育児をする母親です」と言うよりも、情景を感じる言葉になっていませんか?

 
一章  人物を品定めする絶妙な日本語
二章  女と男をとりもつ艶っぽい日本語
三章  感情を描きだす心もようの日本語
四章  会話を光らせるシックな日本語
五章  仕事に活かしたい頭がいい人の日本語
六章  日々の光景を表す暮らしの日本語
七章  美しい四季に育まれた情趣あふれる日本語
八章  人間関係をあぶりだすドラマな日本語
九章  人生の真理を見つける味わい深い日本語

 
各章のテーマから選ばれた美しい日本語は知れば知るほど、使ってみたくなる言葉ばかりです。知っている言葉もありますが、読んでみると、実は意味を間違えて覚えていました。せっかく美しい日本語も間違えて使っていては意味がありませんよね。正確な意味を理解し、ちょっと艶っぽく使ってみたいものです。

 
目的地への近道をみつけるものいいけど、遠回りをしていろんなものを見聞きししながら目的地にたどり着くのもいいと思いませんか? 死語にしたくない日本語を読みながら、そんなことを感じました。伝えたいことをストレートにいうものいいけど、それは、時に角が立つような言葉になったり、何か物足りないと感じる事がありませんか? 1つの表現だけにとらわれない情景をも伝える日本語を知っていると、わざわざ遠回りするように、使ってみたくなる言葉がたくさんあることに気がつきました。

目次に各章で出てくる「美しい日本語」が全て出ています。気になる日本語から読み始めるものいいですよ

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