いかに楽しく生きるかは自分次第!? 心とからだのバランスを保つ秘訣お教えします

小説・エッセイ

更新日:2012/3/2

いくつになっても「輝いている人」の共通点

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 祥伝社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:斎藤茂太 価格:540円

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私“ぷりまべら”のモットーは「あっけらかん」と生きること。

同じ一生なら、できるだけ楽しい気分で毎日を過ごしたい――と考えているわけでして、悩んでも仕方ないことはできるだけ早く忘れ、まぁ、日々、比較的楽しく暮らしているのです。とはいえ、たまには気分が落ち込んでしまい、その暗い気分から抜け出せなくなることもあります。

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今回読んでみましたのは、そんな時に役立ちそうな本、精神科医の斎藤茂太さんの著書「いくつになっても『輝いている人』の共通点」です。

斎藤さんによりますと、輝いている人たちというのは、「心」と「からだ」のバランスのとり方が上手いようでして、本書では、そのバランスを保つ秘訣を教えてくれるのです。

目次を見てみますと、希望をなくした人は心を病み、そしてからだが崩壊した、がんノイローゼが、がんを呼ぶ、寂しい人は早く死ぬ…等の気になる項目がズラっと並んでいます。昔から「病は気から」と言いますよね。本書では、「心」の苦しみから「体」が病んでしまわないようにいかに生きていくべきなのか、どう人生を楽しんでいったらいいのかというようなことが語られます。

心が元気なときに読めば、至極当たり前だったり、簡単に自分でも思いつきそうな対処法なのですが、気分がダウンしているときには、なかなかそういったことにまで考えが及びません。一度ざっと読んでみて、なんとなく元気がないなぁというようなときに、気になる項目を読んでみると良さそうです。

最終章で著者は、「他人の痛みはわからないというのを、自分に『適用』してみたらどうなるかということをつらつら書いてみたのがこの本である。(中略)人は「悩み」を悩んでいるうちは救われないということだ。(中略)今悩んでいるのは自分の「脳」がご主人の自分にことわりもなく勝手に悩んでいるだけで、自分は関係ないよ、知らないよ、そんなふりをしてしまえばいい。」と語っています。そんな心持で、日々過ごしていきたいですね。

まえがきは、「本人はそれほど意識していないのに、なぜかしら輝いている人がいる」の一文から始まります。そう言われる存在になりたいものですね

全6章からなる本書。第4章(笑う入院、楽しい病)では、入院生活のあり方が語られます。なんと、わがままな人、色気のある人ほど治りが早いそうです