実践できたら、きっと最強! おしゃれヨガ派にも読んでほしいヨガの神髄
更新日:2011/9/12
オウム心理教事件で怪しまれた過去もあり、日本ではそちら系のアピールは少しおとなしめな印象だが、どっこいヨガの面白さの神髄は、やはり今でいう「スピ系」バリバリの世界にあったりする。
そのヨガの思想性を入門的に知るためにおすすめなのが、日本にヨガを紹介した第一人者が記した本書だ。
初出(光文社カッパシリーズ)の刊行は1979年。
1970年代末~80年代前といえば、精神世界ものがブームだった時期。ヨガ世界の探求本は、今とはまた違った輝きと興奮をもって迎えられたに違いない。その気配は、エンタメ色強く書かれた(と思われる)本書の中でも「ヨガの神髄を伝えたい!」という熱として、血中濃度も高くビシビシ伝わってくる。
それにしても、ヨガの世界の奥深いことよ。本書では10段階でヨガマスターへの道を解説しているのだが、たぶんこれが実践できたら、「最強」。今みたいな不安な時代に、動ぜず静かに立っていられる人になれると思う。
もちろん実用書として「体のゆがみをとり健やかな心身に導く」ための基本ポーズも多数紹介されているので、まずは気軽に手に取ってほしい。「床に端末置いて読みながらポーズの実践!」なんて、電子書籍ならではの醍醐味も楽しめます!
ヨガは「自己治癒力」の養成でもあるわけです
気軽にはじめられそうな感じ?
10段階の前半部分。これ系のワードに萌える方は是非(笑)!