人生の転機はどこにあるのか。ヒントは他人の生き方にあるかもしれない。そう実感する一冊!

更新日:2011/9/12

人生の(珍)選択

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 :
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:電子貸本Renta!
著者名:びっくりデータ情報部 価格:315円

※最新の価格はストアでご確認ください。

ふとけんは32歳で初めて転職して以来、広告制作、情報誌編集、経営コンサルなどさまざまな勤務経験を持っていますが、社会人の蹴り出しとなる最初の仕事を選んだ背景には、大学生のときにやっていたバイク雑誌の編集のバイトが大きく影響しています。
  
振り返ると大学生でこのバイトを(当時は気軽に)始めたときが1つの大きな転機だったように思います。

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そして社会人になって20年超。
  
仕事や人生において迷いや悩みは尽きません。
  
この本には「人生に迷ったときに読んで欲しい」という明確なコンセプトとメッセージがあります。本書で紹介されているストーリーは、人生の選択や決断に迷っているときにこそ、深い感銘が得られるのです。なお本書は全部で8つのカテゴリーで、186のストーリーが紹介されています。
  
芸能人やスポーツ選手などだけではなく、一般の人のエピソードも収載されていますので、興味のあるジャンルだけの飛ばし読みでも、ショートな読み物として十分楽しめます(全268ページ)。

人生に悩み迷ったときには、有名人でなくとも他人の生き方が参考になります。本書の巻頭にはそんなときの手助けとなる本として欲しい、というメッセージが掲載されているのです。編集者の思いが伝わってきます

本書で紹介する人生の選択には、41の参考文献が挙げられています(巻末)。書籍や雑誌などさまざまですが、有名人の人生は波瀾万丈だったり、本当に小さなキッカケが転機になったりしていて、いろいろなところで読み物としても紹介されたものが集められているのです

「どんな因果か知らないが今や人もうらやむ大スター」のジャンルには、バレリーナの夢に破れたオードリー・ヘップバーンやスチュワーデスを目指していた今井美樹など32人の選択が紹介されています

「剣よりも金よりも強し 一本のペンが人生を変えた!」には、お風呂でひらめいたさくらももこや、二十以上の転職が直木賞作家の下地になった志茂田景樹など、32人のエピソードが載っています

「人生の道には山あり谷あり 波瀾万丈の果てにチャンスあり」で紹介される話は22本。不倫相手の弟と結婚する道を選んだOLやJR東海をエリート社員を辞めてパリでラーメン屋を開業した人など、一般人の話を中心に収載されているジャンルです

「選んだ生き方自体が大爆笑?! これぞお笑い芸人の真髄なり」では、いじめられっ子だった意地で芸能界入りした松村邦洋や、職場での宴会芸が本職になった清水ミチコのほか、タモリや故・たこ八郎など、20人のお笑い芸人のエピソードが紹介されています

「ヒョンなことから大博打に打って出たスポーツ選手たち」には、舞の海のシリコン+タンコブで身長を水増しして各界入りしたあの有名なエピソードも含めて、25のストーリーが収載されています

上記以外にも、「ジャーナリズムの血が騒ぎ、マスコミ界に居ついちゃった人々」では19本、「ビッグな人生はこう勝ち取る 頭と度胸で勝負をかけた大物たち」では20本、「これぞ人生狂想曲 音楽に運命を委ねた芸術家たち」では16本が、それぞれ紹介されています