人脈は、築いただけでは意味がない!?
公開日:2011/9/4
「仕事のために人脈を広げたい」、そう考えている人は多いでしょう。
自分の仕事と関連のある人、著名人、お金持ち、権威のある人などなど、いろいろな人と知り合いになりたいと考えるのは当然のことだと思います。世のビジネスパーソンのなかには、この「人脈づくり」に熱心な人たちがいます。
僕自身、そんな人たちを見て、自分もやらなきゃと焦りを感じていましたが、本書に目を通してから焦りは全くなくなりました。
本書には、人脈は「作る」こと以上に「活用する」ことが重要だと書かれています。たしかに、知り合いが増えれば楽しい日々が過ごせるかもしれませんが、その分付き合いが増えて出費がかさむかもしれません。1+1=2以上の成果が生み出せる建設的なつながりでないと意味がない気がします。根本的なことですが、このことをはっきり意識している人は意外と少ないのではないでしょうか。
「ビジネスで役立つ人脈づくり」と聞くと構えてしまうかもしれませんが、その必要はありません。本書はライトな文体とメジャーな事例を中心に構成されていますので、ランチの最中やテレビを見ながらでも難なく読み進められます(ページ送りやメニューの反応が今イチなのが残念ですが)。
人脈づくりに熱心な人だけでなく、人付き合いをうまくしたい人にも役立つ一冊のはずです。
冒頭に、これまで人脈づくりに熱心になれなかった人に優しい一言。読み進める気持ちが倍増します
人脈を「作る」こと意識が向いている人ほど、新しい発見が多いはず
人脈を通して自分や同僚をどう活かせるのか、考えるきっかけにもなります