「ラーメン」と「じゃがバター」だけで人はガチ泣きできる…サイレントグルメ漫画『しあわせゴハン』

しあわせゴハン

ハード : 発売元 : 集英社
ジャンル: 購入元:楽天ブックス
著者名:魚乃目三太 価格:500円

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 ガチ泣きしてしまいました。台詞ナシのサイレントで描かれるオムニバスごはんマンガ『しあわせゴハン』。人情味あふれる物語に心温まったりクスっとしたり、読んだ後にはホカホカのおいしいゴハンが食べたくなる、そんなマンガです。

 老若男女それぞれに事情を抱えた登場人物たちがゴハンを通じて成長したり心を通わせたり、サイレント漫画ならではの余韻があり、想像を膨らませてくれます。数ページずつ、15話ものエピソードが入っているのですが、それぞれのエピソードで何十ページもの大作ができそうなほど人情の詰まったマンガです。もしドラマになったらキャストはこうで…演出はこうで…ゴハンの感じは…など想像してしまいました。なんだか読むだけではもったいないくらいです。毎回ラストページの後にはその主人公の背景がちょっぴり解説されていて、それに納得したり、笑ったり、はたまた隠された事情に驚いたり。

 5品目『カツ丼』では、刑期を終えて出所したおじいちゃんが写真と記憶を頼りにある食堂へと向かいます。街の変化にとまどいながらも辿り着いたそこでは知らない若い店員が働いていてソワソワ。でも、注文したカツ丼には、ちゃんと見覚えがあります。蓋を開けて、手を合わせ、ホカホカ湯気を立てるカツ丼を食べると涙がボロボロ。おじいちゃんのその幸せには、ある隠された事情がありました。

 マンガに登場するゴハンは、ラーメン、じゃがバター、缶ビール、月見そばなど、どれもこれも馴染みのあるものばかり。日常離れしていないところが、親近感があって、良いですよね。今日のご飯をちょっと特別な気分で食べれそう。冬の寒さ&心の寒さにやられた主人公がお風呂に入ってホワ~ッ、ビールを飲んでクゥ~ッ、と癒されてるところを見ると、「自分も…」とそわそわしてしまいました。自分の日常も捨てたもんじゃないかもしれない…と思わせてくれる感動ごはんマンガ、おすすめです。


疲れた親父が向かうのは夜のラーメン屋

冷えたココロが温まる…

出所したおじいちゃんが食べるカツ丼

母親の借金を返すために…



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