選ぶ道は2つに1つ。妖に食べられるか、妖の嫁になるか――！？

「いつかきっとむかえにくるから」
…幼い頃の、そんな他愛もない口約束。記憶の片隅に残った愛おしい思い出が、現実のものとなる――
和物妖怪を扱った作品に浪漫を感じるルナルーチェの葉菜とチリでお送りいたします。

【葉菜】人間と妖怪、どっちを婿に選ぶかと聞かれたら迷うことなく妖怪を選ぶ葉菜です、皆さんこんにちはー！

【チリ】ま、また葉菜ちゃんの妖怪大好きモードが炸裂してる…っ！ 今回この作品を選んだ時も、超テンション上がってたもんねー。

【葉菜】それはもちろん！ そんな感じでノリノリにあらすじ紹介しますよー。主人公・実沙緒は、幼い頃から妖怪が見える特異体質だった。いつもそれでつらい目にあっていたのを助けてくれたのは、同じ妖怪が見える男の子。その子とある約束を交わしたが、それっきり会っていなかった。…そんなある日、実沙緒の元に1人の男性が現れる。匡という名の彼は、当時約束を交わした初恋の相手だった。しかし、彼の正体はなんと“天狗の妖怪”で…!?

【チリ】これを読んでまず思ったのが。エロい!! 表紙からして妖艶な雰囲気漂いまくりだし、肌を舐めるシーンが多いから、読んでてドキドキしちゃう！ …まあ、もちろんそれにはちゃんとした理由があるんだけどね。ただのエロシーンじゃないんだって感じで。

【葉菜】実沙緒ちゃんは血肉が妖怪の力になる特異体質ですからね。血を舐めるシーンが多いのも当然なんですが…。それにしても、匡ですよ！ 天狗とか、私が大好きな妖怪ですよ！ あの大きくて黒い翼がもう…たまりません!! あんなので迫られて、すぐに落ちない実沙緒ちゃんって何者!? ってレベルですよ！

【チリ】初恋の人が妖怪だってことに大喜びするのって葉菜ちゃんくらいだと思うよ…。でも、たとえ妖怪でも、匡や葛葉みたいなイケメンたちにグイグイ迫られるのって、ちょっといいなぁって妄想しちゃうよね。ああ、やっぱり、私も食べられたいかも…!!

【葉菜】実沙緒を巡る、妖怪たちの争いは激化し、混沌に満ちていく…。その時、彼女が選ぶ答えとは？ 匡との恋は、どうなってしまうのか…。目が離せません！

目の前に烏天狗。これが日常

そこにいたのは、女性と見まごうばかりの…

大きく広がる漆黒の翼

こんなこと、言われてみたい！

初対面からのプロポーズ!?

確かに“くず”だけど…（笑）

もう、心はとっくに――　（Ｃ）桜小路かのこ／小学館