あなたの一日のたった3分間を有効活用して「仕事力」を高める

公開日:2012/1/6

ピザ屋を呼んだら、そのまま帰すな!

ハード : iPhone 発売元 : openapps
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:100円

※最新の価格はストアでご確認ください。

サブタイトルはズバリ『ラクして成果を出す、万能「仕事力」の高め方』。
類書が多いなかで、「読みやすさ」「わかりやすさ」そして「楽しさ」を追求した結果、「こんなことまで書いちゃっていいの!?」的なアドバイスもアリの、ビックリ本ができました。

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ビックリ例(項目例)は下記のごとし。
●急行には乗るな
●オフィスは都心につくるな
●机は片づけるな!
●管理職は絵文字を使え!
●会議はダラダラやれ!

1つの項目が3分間で読み終わるようにまとめられているのもありがたい。3分間というと、ベタにカップラーメンへ湯を注いで出来上がるまでの時間だったり、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタが、飛行石のありかを吐くか大砲で打ち合いをするかを某少年に考えさせる猶予時間であったりするわけですが、まあ、区切りのよい短時間なわけで、「ちょっとした時間を活用して読んじゃおう」ってことがしやすい本なわけですね。

教育現場でも、早朝の短い時間を使って成果を出している試みがたくさんあります。
そのなかでも、例えば、関西の有名私大・立命館大学の附属小学校で京都にある立命館小学校の有名な「モジュール・タイム」。

一日の授業前の短い時間に行なう「モジュール・タイム」は、音読や計算をして脳を活性化させ、授業の学習効果を高めるのがねらい。「短い時間」だからこそ、子どもは意識を最大限集中させ、意欲を高め、毎日、繰り返すことができるといいます。

立命館小の「モジュール・タイム」の魅力は、さまざまな媒体で取り上げられ、多くの学校で、同様の効果をねらった取り組みがなされています。やはり人間、ダラダラ勉強するよりも、グッと集中して挑んだ方が、結果が出やすいのかもしれませんね。

まあそういうわけで、本書はわかりやすく楽しいに輪をかけて、一日に1項目でいいから3分間だけ活用し、ラクして仕事力を高めましょうというコンセプトなので、気楽に読んじゃってみてください。

だいたい3ページで1項目。3分間で読める目安。一日の生活から3分程度を捻出するだけで、大きな利益がある。指でテキストをなぞるだけでマーカーを引ける便利なマーカー機能はぜひ活用したい

画面上部の「設定」からすぐに飛べる設定欄。文字サイズや行間などがここまで自分好みに設定できると、否応なしに読む気がグングン増す

ビジネス用語がわかりやすく解説されているので、スイスイと頭に入ってくる